昨夜のうちにMC・パワーアンプのパワーアンプ部以外を分解しました。

 

MT管ソケット廻りのパーツをポイポイ取っ払っていきます。2日かけて組んだイコライザ部分。20分で空っぽになりました。

 

 

電源部のヘッドアンプ用の小型パワートランス、ブリッジダイオード、ヘッドアンプ用電源基板もあっという間です。

 

そして今日3日は、まる一日休日なので、このままアンプをパワーアンプ化しようと考えたのですが、時間がかかりそうだったので、先に返品されていたラックスA1020を再度オークションに出品するために、点検しました。

 

以前、左側の音が出なくなるという現象で返品されました。私はテープモニタ用のレバースイッチが不良だと判断しました。

 

今日この回路をパスして、モニタ回路をスルーさせるべく回路変更をしました。もう大丈夫だろうと思ったら、まだ左側の音が段々小さくなります。

 

ありゃりゃ。スイッチじゃないのかな。波形を入れてオシロでどこで波形が小さくなるのか観察しました。

 

ようく見ると、バランスの後のボリュームのところで左右波形が違っています。ボリュームが怪しいとにらんで、接続を取っ払って抵抗値を測ると、2連の左側がおかしな値になっていました。

 

手もとに250KΩのA型の2連がないか捜しました。しかもシャフトの先端がロレット形状で細い溝が掘ってなくては、A10120のツマミを取り付けられないのです。

 

 

ありません。手持ちにはこのロレットのものが皆無です。

困り果てたのですが、この不良現品を開腹手術することにしました。

 

金属ケースを開けて、内部を洗浄液でスプレーして、何度も回転させたらまともな抵抗値で変化し始めました。

 

おお、やっても見るもんだなと一安心です。

 

再度配線したら、左右からきれいに音が出ます。モードを切り替えると正常動作しました。もちろんバランスも。

今回で左右の音量が違ったら、ボリュームを疑え、ということを会得しました。

 

 

ようし、これでA1020を再度出品できます。よかった。とりあえず今日は成果がありました。

 

明日から福島県郡山に出張します。大雪が降るそうなのですが大丈夫でしょうか。