昨夜配線を完了させました。

 

実機をテストしました。

 

測定して驚いたのはイコライザ段だけのテストで、猛烈なノイズが出ました。

 

300mVです。これは発振状態ですね。CR型イコライザでこれほどのノイズが出るのは異常です。

 

このノイズレベルはそのままスピーカーに接続すると0.7Wの音になります。要はボーと物凄い騒音が出ることになります。

 

もちろんスピーカーには繋ぎませんし、音は聴きませんがすごい騒音なのは間違いありません。

 

思えば、事前検討不足。あちらこちらに色んな信号レベルの線材が引き回されているのにも関わらず、なんとかなるだろうという軽率な判断での製作着手でした。

 

 この状態でリカバーやトラブル対応に取り組むのも無理があります。いかんせん状況不良なので、もう配線引き回しの変更の自由度もありません。

 

ハッキリ言って無理です。過去プリメインアンプも作りましたが、シャーシ内のレイアウト余裕度や、引き回しもようく検討してやっと完成させた状況でした。

 

 

ここで決断しました。このアンプの完成は断念します。 壊すのも惜しいのでオークションにパワーアンプとして組みなおして出品します。最大限頑張ってみた結果です。

 

内部にヘッドアンプも組み込まれていましたが、これもケースにいれて独立させます。なにしろMUSESなので。勿体ないので。絶対いい音がしますので。

 

そういえば余分な小型電源トランスも組み込んでました。悪影響の一因かも。これらも撤去して余裕のあるパワーアンプにします。

 

 

三結はやめます。せっかくの6L6GCなので20W以上は出せるようにします。

 

結局、入力セレクタ付きのパワーアンプとなってしまいます。ちょっと格好悪いけど、まあいいかな。

 

ということで、これ以上頑張りません。時間もありませんし。依頼者の方にはご迷惑をおかけしました。申し訳なく思っています。

 

 ういう結末もあるのでしょう。2回目かな。

でも私はへこたれません。やるべきことはやりました。よく頑張ったと思います。ただ自分の力量の低さ、軽率さには反省しています。なめてはいけないということ。今回勉強させてもらいました。

 

もう次に目が言っています。

 

だから自作はやめられません。次のシリーズもよろしくお願いいたします。