金曜日に川崎から帰宅。今日土曜日のお昼からカソード抵抗と放熱アルミを交換しました。
どうでしょうか。分厚い3ミリのアルミにRH-50(50W) 。ついでにバイアスコンデンサーも国産のニッケミのものに交換しました。これも10年以上前から終のアンプに使ってみたくて取っておいたものです。
全体を俯瞰すると。アルミの厚さばかりが目立ちます。
これでスイッチを入れて、メタルクラッドの発熱状況を確認しました。
50W容量で10W程度の電力消費なので、殆ど熱は出ないだろうとタカをくくっていましたが。
やっぱり発熱は出ます。アルミは触れるくらいなので40℃前後。前のホーロー抵抗より5℃下がったかな、といったところです。
こんなもんでしょう。
2台の電圧を測って、ノイズはそれぞれ1.5mVと0.6mV程度でした。
定格出力と歪率は、2台共通で15W(3% 1KHz)程度です。
ずっと聴いていました。DA30が4本点灯しているのは壮観です。普通に鳴りますが、時折やっぱり直熱管だなと感じることがあります。高域のシンバルの余韻などで。
ずっと聴いた後、やっぱりEL34 (OPTはアクロサウンドT-300)のPPアンプに切り替えると、よく似た音なのです。
結局いい球、いいトランスでじっくり作ると、音の傾向は似てきます。
300Bのフェイク品から球アンプの世界に入ってきた方は、そろそろ300B病から抜け出しませんか。「鮮度の高さが他の傍熱管アンプと違う」。こんな感じでスタートされたことと思います。よく聴いてみてください。低い方から高い方までバランスの取れた音で鳴っていますか。いざと言うときにどっしりした低域は出ていますか。
300B以外の球でとてもきれいな音がするものがあります。英国製のEL34 。さらにはPX4。まだまだあります。
九州の武末氏はEL34の3結とWE300Bをずっと比較して聴いていたが、違いが終ぞ分からなかったとおっしゃっていました。有名な話です。
さて終のアンプが完成しました。できてしまえば呆気ないものです。それほど崇高でも高貴な感じでもありません。こんなものかなと言ったところです。
明日から私は気楽に自作できます。やめませんよ。まだまだ作りますよ。
そういえば私の断酒は7月半ばで終わりました。7か月間よく頑張ったものです。すでにアルコールは飲んでいますが、前ほどの量ではなくなりました。これも自分の年齢と相談です。
ではまた。