先日ヤフオクで落札した、中古のミニボール盤。「BB-100A」。世間には結構出回っている機種のようです。

 

 

 

 

高儀というメーカーのものです。どこにも「MADE IN CHINA」が入っていません。日本製かな、だとしたら嬉しいですね。

 

梱包から取り出してすぐに思ったのは、小型であること。新品に近いこと。

 

今まで30年以上使っていた、台湾製のものより前後方向が少し短い感じで、重量も前のものより軽いのです。

 

出力は100W。やはり前の物より幾分かは小出力ですが、加工性はどうなのでしょう。

 

メインのシャフトの下方部分やチャックに錆がでています。でもこれを落とせば新品同様になりそうで、逆にそれも楽しみです。

 

そして実際に使ってみました。

 

スイッチを入れました。右に付いているアルミ製のツマミをまわすと、パチッと電源が入り、さらに回していくと回転数が上がります。低速から高速へ。子気味よく回転が上がります。

 

ここで、オッとなったのは、音の静けさです。1m離れたらモーター音が聞こえないくらいです。前の物は派手にガラガラ鳴っていました。

 

ドリルビット(刃)をアルミ板にあてがい、レバーを押し下げてみます。

 

ビットとアルミが互いに押し当てられ、回転しながら音がでますが、それも静かです。前のものはこの時点で、モーター側に負荷がかかって、結構な音が出ていました。

 

休憩時間に家の中に入って、家族に「ボール盤の音聞こえた?」と尋ねたら、「いいえ全然」。

 

やっぱり本当に静かなんだと納得できました。

 

 今までは、庭で穴明けをしていたら、ご近所に結構な音が響いていたのです。お隣の家のお孫さんがまだ赤ちゃんの頃、娘さん夫婦が赤ちゃんを連れてよく遊びに来ていました。

 

結構、建屋同士が立て込んでいるので、赤ちゃんの泣き声も聞こえてきます。ボール盤作業を開始しようと思っても、赤ちゃんが寝ているかもしれないので、家での作業はやめて、ホームセンターの工作室に出かけていくこともありました。

 

やがて赤ちゃんも4歳、5歳くらいになりましたが、ご近所では「あそこのご主人の作業の音がうるさい」と言われていたのでしょう。

 

それが、今回のボール盤。音がしません。-20dB以上の静けさです。

 

おそらくこれを30年後まで使うことはないと思いますが(私も96歳になってしまうので)、あと10年は注油メンテナンスで静かな状態をキープし続けたいと思います。

 

4,000円台で落札できました。いい買い物をしました。