宝の持ち腐れ。果てはゴミの持ち腐れ。

 

家族にとってはゴミでも、私には宝物もあります。

 

よく言われる、「1年間一度も着なかった服、一度も使わなかったものは捨てた方がいい」

 

これは自分でも同意できる言葉です。

 

 でも何でもかんでも同一に考えるのではなく、持ち物自体にも価値があると思うので、そのファクターも加味すべきではないかと思います。

 

そこで自分なりに「年間有効利用価値」というものを考えました。

 

これはどれくらいの価値の物を年間に有効利用したかを判断する数値です。

 

例えば、500万円の古い車が車庫に入ったままだと。年に一度出してきて乗ることを考えます。

年に一度なら1÷365=0.00274という係数になります。その車が500万円なら、

0.00274×500万円=1.37万円。これはこの車は年間に1.37万円ほどの価値しか有効利用されていない、と言うことになります。

 

逆に20万円で買った冷蔵庫。年間365日活躍しています。よって係数は1.0。有効利用価値は1.0×20万円で20万円です。

10万円でかったソファも毎日座っているなら、有効利用価値は10万円です。

 

少し微妙なところで、家の外壁を洗浄するためのケルヒャーの高圧洗浄機。1台10万円で、年に2回使用なら0.054万円=540円

 

 

いよいよオーディオ関係を考えます。よせばいいのにアンプを何台も所有している、あるいはめったに聴かないスピーカーが部屋に何台か鎮座している。

10万円のアンプで年に2回なら、年間有効利用価値はケルヒャーと同じで540円。ここで判断が難しいのは、ケルヒャーは絶対に年に2回使う。アンプは使わなくても困らないなら、ケルヒャーは捨てられずに残しとなり、可哀そうだがアンプは断捨離対象。

 ここで言いたいことは年間利用価値が低くても、必要なものは残すということで断捨離対象外になるものもあること。

 

きわどいところで3万円の自転車。年間3回しか乗らないなら、年間利用価値246円。週に一回は使っているのなら3,945円です。

 

ここで結論めいたことを述べます。年間有効利用価値が1000円以下の物は捨ててよいのではないか。いかがでしょうか。

 

自転車は利用価値が1000円になる使用回数は逆算すると年に12回。つまり1ケ月1回の使用回数です。捨ててもいいんじゃないでしょうか、月1回なら。なくなったら歩くのもいいことです。

 

1000円が断捨離の基準なら、年1の500万円の車は残すことになります。いかがでしょうか。