少しメンテナンス・リペアをしようと作業台に置いているマランツ7(のコピー)。
目の前にあるので、否が応でも、背面パネルの様子が目に入ります。
夥しいほどのRCA端子。オリジナルのものが手に入らなかったので、金色6角のものを使ったのです。どうも間隔の狭さからひしめき合って並んでいるように見えます。
もう70年近く前に設計されたアンプ。今や必要のない入力端子もありますね。
➀MIC、これはいらない。カラオケや会議室のPA用には使えるでしょうがこのプリアンプを使うことはないでしょう。
②TAPE HEAD。今時ヘッドのイコライザが外付けのテープデッキもないでしょう。
それよりもテープデッキを使っている人自体も減っていると思われます。
全国に何人いるのでしょうかデッキマニア。私の想像では1万人もいないのでは。
いやいや10万人はいるよ、と言う意見があるかも。実態を知りたいものです。
③FM-AM ④FM MLTPX このどちらか、おそらく③がチューナー用でしょう。④は要らないことになります。
⑤TV うーん、これもいらない。リビングにこのプリを持ち込んで大画面AVを楽しむのなら残し。普通は使わないでしょう。
⑥TAPE PLAY、REC OUT
先ほどのテープデッキの話になりますが、何人の方が必要なのでしょう。
ここで最近のプリアンプの動向を調べてみたのです。ラックスマンのC-10X(2023年発売)という160万円のコントロールアンプのフラグシップモデル。
入力端子をみれば、全てLINE入力。アンバランス・バランスの両方を兼ね備えています。
もうイコライザ回路は付属していません。レコードが聴けない。もちろんTAPE関連の機能も全く見当たりません。
言えばトーンコントロール付きのラインアンプです。160万円はすごいですね。
16万円かけてイコライザ・トーンコントロール付きのアンプを製作しても、たくさんおつりが来ます。
続けて
⑦出力端子(EITHER TO AMP) 2系統あります。片方は不要でしょう。
こちらはACアウトレット。6個備え付けてあります。ここからCDP、TUNER、パワーアンプへ電源を供給する人はどれくらいいるでしょう。それでも3個は余ります。
私はプリアンプをとっかえひっかえしますので、ACアウトレットは使っていません。
なのでこの6個は全てヴァージンです。何となくプラグを差し込んでやりたくなって1個に挿してみました。そんな気持ちになるのは私だけでしょうか。
結果不要な機能が多く、入力端子のいくつかは、配線を取り外すことにしました。
目標アンプができたら、取り掛かることにします。