先週金曜日に帰宅して、久しぶりにプリアンプを見たら、いい顔してるなと感心しました。
土日も自宅で事務作業があり、すぐに配線に着手できませんでした。
そうこうしているうちに、自治会の総会が日曜の変な時間帯にあり(今年はうちは隣組長なのです)、完全に土日はアンプ仕事ができませんでした。
今日の22日月曜日は、四国の観音寺に移動で水曜日に帰宅します。そのまま2週間、黄金週間に突入なので、完成させる時間はたっぷりあります。
今日は電車の移動中に、50年以上前のプリアンプの製作記事のコピーを眺めていました。
それはサイテーションⅣのモデファイ版の製作記事なのです。
名門サイテーションのプリアンプですが、回路はCR型イコライザ、トーンコントロールもCR型です。
ブレンドというアクセサリー回路が付いています。この回路は左右の音量の割合を可変させるもので、BALANCEによく似ていますが効果が違うのです。昔の米国のプリによく使われていたようです。
もちろん国産のアンプに起用されたものはあまりないようなので、ブレンド回路にも興味があります。
サイテーションのイコライザはウエスギのTAE2によく似ています。TAE2は2段NF回路の2つの間にCRイコライザ素子を挟む形です。サイテーションⅣも2つのNF増幅段の間に素子を挟んでいますが、こちらの後段は2段ではなく単段のPK帰還になっています。でもよく似た回路です。
上杉氏とサイテーションはどちらが先にこの回路を考えたのでしょうか。
段々とサイテーションⅣのイミテーションを作りたくなりました。
一般的にプリアンプはイコライザ+ライン(トーンコントロール)+送り出し低インピーダンス回路の3段で構成されます。
過去私が作ったプリアンプ、プリメインアンプは数えてみたら10台でした。
そのうちイコライザ回路はCR型が5台。クオード22型が1台、マランツ7型1台。マッキン型が3台でした。
現在の仕掛中がTAE2でCR型です。私はやはりCR型が好きなのです。次がマッキンです。
TAE2型の次に作るプリはサイテーションなのでCR型です。
何となくですが、以降作るプリはサイテーションを含めてあと3台程度になると思います。マランツ7のモデファイ版とマッキンC22の忠実コピー、デザインは違いますけど。
もうこれでプリは終わりにしようと思っています。
ついでにパワーアンプですが、20台分のパーツはありますが、あと10台程度でしょうか。
すでにワンパターン、マンネリに陥っていますので頑張って10台。直熱管を使ったものを3台(DA30,PX4系)。そして傍熱多極管が7台。こちらはあまり大出力は狙わず、いいトランス、いい球、いい部品でじっくり作りたいと思っているのです。
でもいつもそう思って作るのですが、満足いかずに、もう1台作ろうとなってしまっています。これを断ち切ろうと考えています。
いいトランスは最近見つけました。手元に同じものが2ペアあります。
これからは、さらにゆっくり作ろうと思います。段々と目と腰に来ていて、もう体力が無くなってくることが想定されます。アンプを辞めたら、カートリッジを集めて、音楽をもう一度じっくり聴こうと思っています。