電源回路を確認していたら、ミスがありました。
回路図の右下の電源回路。ヒーター点火の回路ですが、真空管の数を5本にして計算しています。
本当は7本です。31Vで2.5本分の真空管を点火する回路になっています。ところがもう2本追加なので、3.5本分のヒーター電圧12.6V(3.5×12.6=44.1V)から計算して44.1Vが必要になります。
再度検討要です。現在の直並列点火はやめて、12.6Vで7本並列点火にしようと考えています。
このプリアンプのヒーター点火方法は諸説あって、12.6V/0.15Aの球は全てシリーズに接続して点火するのが良いと、浅野勇さんもおっしゃっていました。例えば全部で6本なら、6×12.6=75.6Vで点火せよと。
理由は電流を小さくするのがよいそうです。私は過去は12.6Vの並列点火を主体に実行してきました。球が何本でも並列に追加するだけで済みます。直並列はマランツ7の時に初めて経験して、今回もそれに倣ったのですが。
直列点火だと1本が不具合になると全てのヒーターが消えてしまいます。不具合管を捜すのに、1本ずつ抜いて導通を確認することになり不便です。並列なら目で見て、消えている球だけを抜けばよいのです。
回路を再検討しトランスを替えることにしました。他に手持ちのとっておきの物がありますので、これを使って並列点火にします。またこのトランスは1個で済みますので、整流管周囲のスペースも確保でき、放熱効果にもいい方向になります。
よって、シャーシの加工も少し変更します。