今日は曇り。14℃程度で少し寒いくらい。

 

それでリーマで穴をたくさん広げましたから、体は熱いくらいでした。

ACインレット穴の加工方法です。いつものように3段階で状況を示しています。

穴を明けて、ニッパーで食いちぎって(お古のニッパーです)、ヤスリで仕上げて穴を明けて完了。

 

 

スポッと入れば気持ちいいものですね。

 

そのあとも背面パネルのACコード穴、ヒューズ穴、RCA端子穴を加工しました。リーマ、ヤスリが大活躍です。

 

 

そしてついに全てのパネル穴が完了。3枚のパネル並べたのが下の画像です。

 

プリアンプの加工で一番難しいのが、レバースイッチの窓穴です。このアンプの場合は3ミリ幅で30ミリの長さに直線で加工しなければなりません。一番左、前面パネルの細長い穴・3か所をご覧ください。きれいじゃありませんね。精一杯注意してこのレベルです。まだ60才前のころはきれいだったのですが。だんだん劣化してきています。

 

それからもうひとつ、難しい穴はACコードを挟んで固定するプラスティックブッシュです。右側の背面パネルの左下角の穴。これが異形穴で実際にブッシュをあてがいながらカットアンドトライで加工しました。大きくなるとブカブカになり、取り返しがつきませんので。

 

いよいよ組み立てて、部品も取り付けてみました。

 

 

パーツ類を裏から見てます。電源スイッチは米国の回転式のもの。表からチキンヘッド形ツマミで回します。

 

 

斜め横から。精悍に見えます。レバースイッチのレバーの長さもまずまず、かな。

 

 

背面。RCA入力端子は端子版やいつもの金色の六角のものはやめました。

米国Keystoneのアース導通仕様のものです。1個あたりの単価はとても安価で数十個まとめて購入しました。

この端子は優れものです。どんなメーカーのどんなタイプのプラグを差し込んでもスムーズに入って抜けません。以前六角の金色の一番安いものを買ったのですが、これが粗悪品でブカブカですぐ抜けてしまい困惑しました。

 Keystoneのものは、その粗悪品より安いのです。ただし、アース側はシャーシに取り付けるとそのまま接触しますので、プリアンプのシャーシアースはこの端子部でも落ちていることを認識する必要があります。

 

 

このあとは、天板、底板の取付用のねじ穴切りに続きます。

 

まだ、内部シャーシの製作が残っていました。これは少し時間がかかるかも。真空管ソケットの穴も加工要ですし。

 

その次が塗装とレタリング入れです。

 

文字を入れると本当のプリアンプらしくなります。いつも不思議に思うのですが。