みなさんはアンプにレバースイッチを使うことがありますか。
端的には電源スイッチがそうですが、こちらはトグルスイッチと呼ぶのが正しいのかもしれません。このスイッチの場合は、2接点もしくは3接点の単回路、あるいは2並列回路になります。
私がお話しているのは、プリアンプなどのアクセサリー回路に使われる、左右2CH用の切り換えスイッチのことです。
以前からお話しているように、もうメーカーもレバースイッチの生産をやめてしまったようです。
昔は、ミヤマ、アルプス、フジ、ラックスなどがたくさん製造していました。
現在のアンプの新機種にはレバースイッチが使われていますので、アンプメーカーはどこかの企業に特注しているのでしょう。
アマチュアには特注は無理です。数も少ないし大変高価になってしまいます。
なので私は、70年代のメーカ製アンプのジャンクを入手してレバースイッチ、ツマミ、端子類を流用しています。トリオ、電音などのレバースイッチはとても良くできていて、現在新品で購入すれば1個2千円は下らないと思います。これらをジャンクアンプで安く入手できますので、使わない手はないと思います。
さて今回のプリアンプには3個のレバースイッチを使います。
もちろん前面パネルに取り付けて使用します。モード(モノ・ノーマル・リバース)とテープモニタ、それからアッテネータ(消音=シグナルショート)の3種です。
これらの機能は、実は普段はめったに使いません。なくてもいいくらいです。でもレバースイッチがあると、少し気持ちがリッチになるのです。見た目もかっこいいし。
このスイッチはサブパネルの背面から取り付けます。
サブパネルには前面パネル(化粧パネル)を重ねますので、取り付けネジは皿ネジを使うことになります。
サブパネルを前から見た写真です。ネジの頭の部分をざぐっています。左端は取り付けた形です。
ここで気になるのは、スイッチのレバーの長さです。あまり長いと前面パネルから突き出た形になります。
この状態は、飛び出しすぎの印象です。気にされない方もいらっしゃるかも。私は気に入らないのです。
そこでレバーの突き出し長さを短くするために、スペーサー(5ミリ)をサブパネルとスイッチの間にかませます。
このスペーサーは今は無きシオヤ無線さんで購入したものです。もう手持ちは少ししかありません。こういったものはどこで購入できるのでしょうか。
結局、メーカーから問屋さんが買い付けて、それを各販売店が分けてもらって消費者に販売するわけですから、メーカーはまだ作っているのでしょうね。ただ、間のお店がなくなるということは、個人が直接購入しづらくなるのでしょう。
スペーサーのおかげで、レバーは程よい長さになりました。