午前中にケガキをしてました。今日は一気呵成にケース加工をどんどん進めようと思っていたら、家族が歩いて太宰府市民の森に花見に行こうということに。
11時スタート、家から歩いて30分から40分で到着。桜が満開でした。正確には桜も3種から4種くらいあって、赤いもの、白いもの、まだ咲いてないものなどさまざま。
市民の森といっても山の中にあるので、ここまではあまり人は来ません。コンビニで買った軽食を食べて、さらに山の上の展望台まで、上がって上から太宰府市を一望。
自宅が遠く見えますが、歩いて40分程度でこんな山の上に来れるのだから、結構自然の近くに住んでいることが分かります。
さて、もう帰ろうということで、帰宅して13:20。
ここからケース加工をスタートさせました。
ケースは、天板と底板、それから前後左右の板で構成されます。この前後左右の板を加工します。平板を前後と左右2種の長さで2枚ずつ切り出しておいて、それらを1枚ずつ、上下の部分を折り曲げてアルミチャンネル(横から見るとコの字形状)を作ります。
道具は折り曲げ機。ホーザンK-130。もう20年から30年使っています。壊れませんね、強いです。
加工の説明というよりも折り曲げ機使用方法の説明と言ったほうがいいですね。
指で示した、曲げ位置にカッターで切り込みを入れておきます。
折り曲げ機にアルミを差し込んで,曲げ機の谷間とアルミの曲げ位置を一致させます。
次に曲げ機の円筒形のツマミを回すと、黒い抑え板が前後に動きます。ツマミを回しながらこの黒板の端部をじわじわとアルミの曲げ位置に近づけます。
抑えの黒板の端部を、曲げ機のスリット部=アルミの曲げ位置より1ミリ上の位置に固定します。今度はツマミの上のレバーを回して強く締め付けます。
曲げ機両端の鉄のレバーを握って、えいやと上に起こします。ほぼ垂直に起こすのですが、これが一発で90度になりません。90度より小さかったり、大きかったり。
角度調整のために、もう一度挟んで固定して、手で手前に倒したり、場合によりもっと向こうに倒したりして90度を出します。
でも慣れれば、曲げた瞬間の位置で90度が一発で出せるようになります。
これは角度が少し小さくなっています。要調整ですね。
そしてアルミチャンネル状態にしておいて、正確に90度曲がっているかを確認します。2枚のチャンネルの曲げ部を突き合わせてみます。、
これで折り曲げ機の出番は終了。次に金ノコとヤスリで、前後左右のアルミチャンネル(=パネル)のコーナー部の取り合いを加工します。側板のパネルを加工します。
これを8か所。
次はケースの内側のコーナー部4か所にあてがって、パネル同士を固定するためのコーナーアングルを準備します。ここでは正確に125ミリの長さに4本そろえました。道具は金ノコとヤスリですね。
アングルをあてがってみました。うまく行きました。
全てそろったので組み立ててみました。ガムテープで仮止めです。
箱=ケースの形になりました。
ついでに前面パネルを置いてみました。
何となく、プリアンプになるんだなという気持ちになります。今回の箱製作の説明は過去から4回くらい繰り返しています。今日は3時間作業でした。
さてこの次は、コーナーアングルのネジ穴加工。ケースの前後のパネルの加工。
ケースの前側のアルミチャンネルは前面パネル(3ミリ厚み)のサブパネルになります。
そして前面パネル(3ミリ厚み)の加工です。天板と底板は既製品(昔のアンプからの取り出し物)を使います。このケースの大きさも、その既製品の大きさに合わせています。
更には内部シャーシの取付用アングル2本と、内部シャーシの加工です。
こうやってケース=箱から自作すると、思い通りの大きさのものが作れますので、設計、デザインの自由度が広がりますよ。
パワーアンプは作れるけどプリアンプはちょっと、と言う方もこのシリーズを参考にしてくだされば、必ずプリアンプは作れますよ。
プリアンプ製作の注意点
・直流点火にする。
・アースポイントは1点にする
・シールド線は入力廻りと、ボリューム、トーンコントロール周辺に適宜。
・電源トランスは端っこに、コアの向きを考えて配置
・カッチョいいパネルデザインにする。
ケース完成はこの3日間でケリをつけたいと考えています。