出張に出かけるときに、雑誌の記事を1ページ、コピーしてカバンに入れました。

 

その記事は、イコライザ回路とその実体配線図です。

 

3段のイコライザを、ソケットの左右にラグ端子を立てて、配線している図です。

 

参考にしようと考えたのです。

 

記事は72年ころの電波技術のものです。

 

 

確認したかったのは、P,G,Kの各電極につながるC,Rがラグ端子のどの位置に接続しているのか、規則性を持たせているのか。

 

 

この配線はソケットのセンターピンを1本のメッキ線でつないで、アース母線としています。ラックスのプリメインのように、球の各段でシャーシにアースしていません。

 

この配線は、初段、2段目を左右別にして1本で構成しています。3段目は共通で最後の1本の2ユニットで左右を分けています。左右の球で3段目までの距離に差が出てしまいますが、マッキンもマランツのイコライザもこの通りの構成にしていますね。

 

この図を見ると、ラグ端子はアースへの中継にしようしています。カソードバイアスの抵抗などはアース母線の方に直接接続しています。

 

私が良くやる、ソケットの端子にパーツを半田付けして、もう片方のリード線を曲げてアース母線に半田付けする方法はカソード回路だけで、他のパーツはいったんラグ端子に接続してそこから線材で母線にアースしています。端子はこの接続に多く使われています。

 

なんだかゆったりしています。

 

それからどのラグ端子も左端っこを電源回路専用にしています。あとはアース母線への中継端子と適宜、中継用に使用しています。

 

確かに、アース用に端子を使って中継させると、ソケット周辺が混まなくていいですね。ラックスのアンプもそうです。ただこの図解のイコライザアンプは、イコライザ専用のシャーシに、スペースに余裕を持たせて配線しているのでゆったりしているのでしょう。

 

私のTAE2のイコライザは、昨日の実体レイアウト図を見ていただくとわかるように結構狭いところに押し込んでいます。左右のイコライザ同士近いし。

 

アース中継用にラグ端子が使えるかな。いつものようにソケットからダイレクトアース母線でやるとソケット廻りが混み入ってしまいます。ラグ端子を4Pではなく6Pにすれば大丈夫かな。

 

また、時間があるときに検討してみます。