今回のシンメトリーⅡで失敗したウィリアムソン回路。

 

理由が良くわからないまま、ムラード型に変更しました。

 

原因を調べたいので、写真が残っている、過去3台のウィリアムソン回路を使ったプッシュプルアンプを紹介します。

 

古い順でまず、300BPP。前段はGT管の6SN7を使っています。フロントからは見えません。OPTの後ろにいます。

 

 

シャーシ裏です。黒いソケット周りに、カップリングコンデンサの灰色(0.1μF)が見えます。

横向きの灰色はルビコンの電解です。アルミ板の上に、やはり松下製の灰色のカップリングコンデンサ(0.047μF)が4個並んでいます。メタルクラッド抵抗とパラのRIFAのコンデンサはバイアス回路のものです。問題なく動いてくれました。

 

 

そして次がEL34とダイナコのOPTの組み合わせのプッシュプルアンプです。

 

 

ちょっと窮屈なシャーシ裏です。ウィリアムソン回路はMT管の6CG7を使いました。問題なく鳴ってくれて、MT管の優秀さを見直したものです。

 

 

 

そして3番目は、今回のシンメトリーⅡの双子のシンメトリーⅠです。よく似てますよね。この時は6550A を挿しました。

 

 

シャーシ裏ですが、配線は本当の意味でのシンメトリーにはなっていません。前段は同じ向きの配線を2チャンネル分リピートしています。シャーシ前面の電源スイッチに行っているACコード(黄色)が、左右のインプット部分から都合よく離れています。

 前段はシンメトリーⅡと同じロクタル管7AF7です。このアンプも問題なく鳴ってくれました。

 

この写真たちからは何が原因だかわかりません。まあそうそういうこともあるのでしょうね。

4台ウィリアムソンアンプを作った話をしました。

 

もう1台は写真も残っていませんが、浅野勇さんの回路を真似て、34年前に作った300BPPアンプです。

当時は300Bも使っていました。音は好きでしたが、聴いてるうちに疲れてきたものです。もちろんWEでした。

 

またウィリアムソンにトライしようかな。