今朝から、出力トランスのカバーを塗装しました。午後からはパーツをゆっくり取り付けてモックアップ状態にしました。

 

 

ダイナコ製の古い出力トランス。汚れと、塗装の剥がれがありましたので、カバーを外してざっとグレーでスプレーしました。実際には組み上げてしまえば、このトランスは大きな黒いカバーで隠れてしまうのです。

それでも誰かが、カバーを外して中を見たいと思うこともあるでしょう。その時のために、ざっとですが、塗装しました。

 

オリジナルは合わせカバーを2本のネジで固定しています。このネジを外すときにいとも簡単に緩んでしまいました。おそらく現役中はコアも緩んでいて磁束がしっかり発生していなかったのではないかと思われます。締め付けが緩いと出力が低下したり、うなり音が出ていたかもしれません。

 

ダイナコⅢはもともとキットでした。日本に入ってきたときは、完成品として販売されていたような気がします。もしそうなら組み立てた人が、トランスをしっかり締め付けなかったケースもあったかもしれません。

 

私がこのトランスを使うときは、6本のネジでコアを締めています。リード線も汚れていたので、アルコール・綿棒で拭きました。

 

 

 

次にチョークコイル(チョークトランスではありませんよ)の端子からリード線を引き出しました。

ネジ2本でカバーと固定するので、しっかり締めました。

 

このチョークコイルは以前4個セットでオークションで入手したものです。おそらく国産品だと思います。

まだ手元に2個残っています。このカバーとペアであと2回使用します。

 

 

そしてボリュームや電源スイッチ。切り換えスイッチを前面に取り付けていきます。

スイッチ類はシャフトが長かったりしますので、ツマミがシャーシから離れて隙間ができます。

 

この隙間が5ミリ以上になると私は我慢できないのです。

バイスにシャフトを挟んで金ノコで切ります。ここの隙間は3ミリがベストだと考えています。

他の方のブログで、シャフトが長いのでメーカー側で短いものを用意してほしいという意見を見ました。金ノコで切れば済むことです。しかも自分の好みの長さにカットできるのです。

 

ソケットの取付けで注意することは、開口孔の中央にソケットをもってくること。昔はそんなことも考えずにただ、取り付けていました。今はじっくり見ながら合わせながらなので、時間もかかりますが構いません。

 

きれいに仕上げていくことこそが、アンプ製作の楽しみでもあります。

 

さて全てが取り付いたら、モックアップ状態になりました。パーツ取付けで1時間半くらいでした。

 

文字も入りました。前面部にもパーツがついて、締まった印象になります。今回パイロットランプは3ミリ径の赤いLEDにしました。安く上がります。

 

背面から

 

スピーカー端子が存在感を出していますね。まあこんなものでしょうか。

 

明日からやる気が出れば配線です。少し休みたい気もしますけど。

 

また報告します。