昨夜、出張から帰ってきました。

 

土曜の朝から音楽を聴いていました。マイルスが亡くなった年に録音したCD。

 

クインシー・ジョーンズが過去の演奏した曲は絶対演奏しないと言ってたマイルスを説き伏せて、かつてギル・エヴァンスと録音したナンバーを、ヨーロッパでライブ演奏したCDです。

 

バップリシティ、マイシップなどを聴いていると、もうそんなに長くない、弱ってしまってる演奏ですが、それでも音はマイルスそのものです。涙がでてきますね。

 

クインシー・ジョーンズが編曲をしています。マイルスはサポートのトランぺッター、ウォレス・ルーニーを従えており、元気よく吹くウォレスの前後で、ミュートでフレーズを紡ぎます。聴き終わって、マイルスが亡くなった年齢をみると65歳。

 

今の私と同じです。早かったのですね。

 

 

さてアンプ作業です。シンメトリーのシャーシの前後の部分に残ったケガキをしました。今日は雨なので加工はできません。

 

ふとアンプを収めているラックをみると、改造するつもりのラックスのプリメインキットA1020が目に入ります。

 

こうやって、落ち着いて眺めていると、このアンプは結構素敵なデザインです。

 

上のマランツ7は機能的で非の打ちどころがないパネルデザインですが、A1020はまったく違ったデザインで趣があります。

 

 

パネルの中に結構空間があります。モードセレクタとヴォリュームの間にはスペースが広く空いています。上の段と下の段の中心線がやや狭く密度感を感じますが、このスペースがゆったり感を出しています。

 

真ん中から少し左にメタルツマミが4個集中しています。これがアクセントになっていますね。

 

ラックスのアンプはマランツ7のデザインの呪縛から逃れられないものが多いのですがこのアンプはオリジナリティーを感じます。

 

今日はツマミ類を外して、洗剤で洗ってもう一度差しこんでみました。なかなか美しいのです。パネルにシミ・汚れが残っています。そのうち洗う予定です。

 

 

 

イコライザは3段のマッキントッシュの回路を使うとして、プリ部は現在の基板にMT管4本ですが、ここを3本に。

 

パワーアンプの前段の基板は、現在MT管は3本です。この前段を複合管6AN8を使うなら、2本で済みます。

そしてこの基板にもう2本、トーンコントロール用にMT管を置けば何とか、マッキンのイコライザを組み込むことができます。

 

出力管は回路を簡単にしたいので6BQ5PPで自己バイアス。これなら組めそうです。

 

 音が良ければ、手元に置いておきたいと思っています。

 

明日、晴れたらシンメトリ―のシャーシ加工をします。A1020は次の次くらいでしょうか。