私は国産のものを使っている。千住金属のスパークル半田である。隣にあるのは、間違って買った太さ0.5ミリのKESTER。

 

 

なぜ外国産のものを使わないのか。高い。本当に音がよくなるのか試したことがない。国産品で事足りているし、これで製作したアンプで音が悪いと言われたことがない。

 

消費量はどんなものだろうか。きちんと調べたことがない。過去は千住金属製ではない、秋葉原で買った国産のヤニ入り1Kgのものを使っていた。JISマークが入っていた物だ。15年程度でこれを2本使ったと思う。

 

2本目の途中から、私は現在に続くアンプ連続製作体制に移行した。なのでよく考えると年間5台作るとして、1Kgのものなら7年から8年は持つのではないかと思う。

 

この最近、雑誌で半田も有効期限があり3年程度だと解説されていた。有効期限内に使い切るなら、年間10台以上は作らなければならない。

 

無理だ。電子業界の基板実装会社ではあるまいし、毎月何KGもの半田を消費しているわけでもない。

 

3年は無理で8年かけて使うことになる。しかしながらこれで半田の品質が劣化することはないと思う。2日賞味期限が過ぎた納豆と同じで。

 

 しかしながら、半田の価格も高騰したものだ。上の千住金属のものは2980円のシールが貼ってある。8年前くらいに買ったような記憶がある。この前同じものが同じ店で1万円を超えた価格になっていた。

 

現在は、この千住金属製のものが手許に1巻きと3/4巻きある。おそらく70歳までは十分に持つだろうし、そのまま製作を続けても75歳までもちそうだ。もう購入の必要はないと思う。

 

やっぱり鉛が入っていないと潤いが出ないなと考える。