どうもラックスのA1020のレストアの方が、気になってしまいます。
出力トランスの取付けが困難なので、他メーカーのトランスの使用を少し躊躇しています。とりあえずこちらはそこで止めておいてシンメトリーの方です。
出力管と前段のロクタル管の合計8本の位置です。
そんなの全然こだわらない、という方も結構いらっしゃるようです。でも私はすごくこだわります。何十人、何百人という人の目に触れる可能性もあるのです。
毎度の方法ですが、シャーシ上に並べて、いろいろなパターンで配置を変えてみます。
例1
例2
上の2つの例の違いが分かりますか。10人中2人くらいは何も気づかないかもしれません。そういう方もいらっしゃるでしょう。
違いを言いますと、例1は球の間隔を狭めて、球同士近づけています。
例2はその逆で球を離して、間隔を広くとっています。
科学的な利点で言えば、例2の方が放熱性が良くなると思います。離れてますから。
では例1は何かいいところがあるのか。考えてみますと何となく、見た目がカチッとしてまとまって、アンプ自体が機能的に見えてきます。これは私の個人的判断です。でも例1をよく見ると、前列のロクタル管2本の左右に結構スペースができて、バランス的にうまくないなあと思います。
そこで、下の写真例3のように、少しづつ動かして上の2例の中間を狙います。
例3
こうなると違いも微妙になります。ロクタル管2本の間隔はそのままで、それぞれ左右外側に5ミリから10ミリ、動かしていいかもしれません。
これはあくまでも私の感覚なので、大して違わないじゃないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
まだ決めません。もう3日程度置いたまま眺めてみます。