このアンプは2020年2月に作った記録が残っています。
この前に6ZP1シングルアンプを作り(このシリーズでも紹介しています)、気を良くしてよく似た回路で今度は42を使って組み立てました。
「なるべくコンパクトに安く」を目標に、手持ちのパーツで作った記憶があります。
整流管は80で両波整流としました。6ZP1シングルのときは12Fを2本使って両波整流にしたのですが、80は1本で大丈夫。
出力トランスのカバーは例により、ダイソーで110円で買ったものです。安くできました。
しかもアメリカ的な星印が刻印されていて、雰囲気も出ています。
私は家内について、ダイソーに行くときは必ず缶のコーナーをチェックして、気に入ったものがあれば購入しています。110円なので。
電源トランスはとても古いもので上カバーは鋳物製です。表面に穴が明いてたので、パテで埋めた覚えがあります。こうやってみると42もなかなか立派に、頼もしく見えます。出力は2W 程度だったと思います。
出力トランスのコアが薄くてプアなものを使ったので、方形波を入れても形のくずれた波形しか出てきませんでした。究極のかまぼこ型周波数特性なのでしょう。
それでも歪が多いわけでもなく、普通に鳴ってくれました。
シャーシは手作りで、当初はトランスカバーと同じ「染Q さびたまま塗れるシリーズ」のブロンズで塗装していました。横幅26センチ、奥行き18センチ程度だったと思います。
全体の印象が重くなるので、最終的にはライトグレーに変更しました。
フューズホルダはシャーシ内、電源トランスのそばに取り付けました。
気に入ってましたが、置いていても出番がないので、他人に譲渡しました。
どこで鳴っているかはもう覚えていません。