クラフト趣味なんかは、ごく個人的な喜びで、その楽しさにかまけていれる自分は幸せなのかもしれない。しかしながら世の中には明日の食事も覚束ない、家庭もある。
もっと視野を広げれば、日本という国も年金制度はすでに破綻していて、少子化、高齢者の長寿命化を考えれば、この数年先から制度の存続が不安になる。このままでは20年後は確実に制度は破綻している。どうするのだろう。
近年、大規模自然災害で、家屋を失ったり、転居を余儀なくされ、二重ローンの負担を負う方も増えている。この状況は放っておいていいのだろうか。
だんだんと行政の手腕が問われつつあるのだが、今さえよければ、被災者には気の毒だが運が悪かったで済ませていないだろうか。住むところがなければ、他の自治体が土地と建物を提供するなどの、助け合い制度が必要ではないか。
今ほど政治の在り方が問われている時はないと思う。しかしながら国民がそれに気づかないように、相かわらずメディアはどうでもいいような情報ばかり流して目をそらせているように感じる。
なにしろ詐欺商法のカルト団体と手を組んで政権を維持してきた政党が、いまだに議席を減らさずにいるのだから、国民もそろそろ目を覚ますときだろう。
私は新たな勢力の台頭を期待している。自分やお友達が儲かればそれでいいという勢力には政治を担当して欲しくない。本当に日本を良くしよう人たちに出てきて欲しい。こう書けば、じゃ野党に政権を任せるつもりか、という硬直した頭の人の意見がきこえてくるが、そんなレベルの話ではない。
逆に言えば、政党ではなく、民間からこの分野の問題はこうすべきだと、複数名の英知を持つ人たちに出てきて欲しい。官僚にやらせれば何とかするんじゃないかという意見もあるが、私は官僚は全面的に信頼できるかといえば、NOだと思う。世間知らずが多いし、多くの国民の笑顔を見ることが目的で仕事をしていないように思える。
貧困層が増えているのに、米国からたくさん兵器を買えと言われて、そちらのほうに税金まで増やしてお金を捻出しようとする、頭のおかしな政治家。隣国に攻め込まれないように武器が必要?隣国と日本と、米国の民間レベルの文化的、経済的な結びつきの深さ、広さは敢えて無視して、武力衝突だけをことさらに強調しているが、本当に戦争が始まったら、各国ともに物質・経済の痛手を負うのは目に見えている。要は幅広い視野をもったリーダーが、あらゆる方面からの外交、意見交換を常づねやっていれば、武力衝突の可能性は低くなるはずだ。
ロシアの侵攻を、このさいだからとうまく利用している勢力がいる。兵器があれば大丈夫と。しかしながらロシアのウクライナ侵攻で勝利した勢力はどこだと考えますか。ウクライナ?ロシア?どちらでもありません。武器がたくさん売れてホクホクになったあの国です。現在は兵器産業が大手を振って、あちこちで戦争が起こるように動いています。一部の勢力の利益のために多くの世界の人命が失われる、これはまともな状況でしょうか。
今の世の中の実体にうんざりしませんか。政治に怒りを覚えるなら、声を上げるのはもちろんですが、それだけではだめでしょう。投票所に行ってそういう勢力には投票しないという、意思に従った行動をとらないと、何も変わらないと思います。
私は視野の広い、聡明なリーダーの出現を待っているのです。