可愛がってた愛犬が去って2年が過ぎました。

 

小柄なメスの柴犬で、よく私になついていました。

 

最期の日の朝まで一緒に散歩に行ったのですが、夕方倒れて、夜に腕の中で息を引き取りました。11歳でした。

 

肝臓の悪性腫瘍で、お医者さんからは、手術しても予後が不安で、薬で延命しましょう、ということになりました。

 

でも病気が発覚して1か月後に亡くなったのです。最後は腹水が2L程度溜まって、歩くのも辛そうでした。

 

 

 

成犬になっても、寝姿は変わりませんでした。左足を前にだして、右前足を前にだしていました。

 

10歳の頃、脂肪腫の切開除去手術と同時に子宮も取り出しました。子宮は成犬になっても完全に機能していなくて、繁殖は無理だったようです。

 

 

ボーイフレンドのジョンと。幼馴染でジョンが1才年上。ジョンもうちの子より1年早く、肺の病気でこの世を去りました。

 

 

クルっと巻いた尻尾と後ろ足をペタッと投げ出す姿勢は、四国犬の血を引いているからだと言われました。

 

亡くなる1週間前。夜中に玄関の外に向かって吠えていました。

 

おそらく、ジョンたちが迎えにきたのだろうと思います。私はまだそっちに行けないからと、意思表示していたのでしょう。

 

悲しい別れからもう2年が経ちました。あの子がうちで過ごしたことさえ夢のように思えてきます。

 

考えれば犬の寿命はせいぜい10数年。どんなに長生きをしても人より先にいなくなってしまうのです。

 

 可愛かったなあ。いまでもヒョイと現れて、散歩に行こうと一声吠えそうな気がします。

 

もう思い出しても涙は出なくなったけど。もう一度逢って撫でてやりたいと無性に思うことがあります。