アンプを自作される方は、放っておけばどんどん家の中でアンプが増殖します。

気にいらなければ解体して、つぎなる作品に使用する。これも有効な対応です。

 

自作アンプの品質に自信がおありなら、知人に譲るという手もあります。実際のところこれが一番いい方法だと思います。知人ですからアンプにトラブルがあっても、すぐに修理対応できますし、それほど諍いがエスカレートすることもないでしょう。

 

ただ、オーディオ好きの知人も限られているでしょうから、使わないアンプが増えてしまうこともあるでしょう。

 

ここで提言です。オークションに出品してみませんか。ここで多くの方が二の足を踏むのは、第三者に手渡すことになるので、トラブルの発生が心配だということでしょう。

 

その対応策はなかなか難しいのですが、いくつか紹介しますと

1.ジャンク品扱いで出品し、免責の旨を伝えておくこと。

2.トラブルが起きないように、しっかり作っておくこと。真空管は保証外と謳っておくこと。

3.落札以降も、修理対応することを約束すること。

 

実は入札者の方々も、結構目が肥えています。本当に期待をしていい作品なのか判断力を持っています。もし壊れても自分で修理するとか、部品だけを再利用するなど、考えを持っていらっしゃると思います。なのでそんなに不安になる必要もないと思います。

 

半面、出品によって得られるメリットもあります。

自分で作ったアンプの客観的評価が得られる。ウォッチ件数や入札件数は如実に自作アンプの評価に直結します。自分の実力を客観的に評価できる機会になります。同時に出品されているあのアンプより高く評価されているんだ、とか。負けているんだなど。

 

 さらなるメリットとしては、評価が高ければ、部品代以上の落札金額になり、いわゆる利益が得られこともあるということ。余分に入ったお金で欲しいものが買える可能性があります。

 

機械の特性、機能に工夫をすれば、さらに希少価値が上がり、価格を含めた評価がいきなり上がることもあります。これは自身への自作のモチベーションとなります。出品することも結構いいことがあるということです。

 

ざっと説明しましたが、いかがでしょう。とりあえず出品してみませんか。私は出品を開始して10年以上ですが、まだクレームになったことはありません。