もう10日経ちました。井上尚弥とドネアのタイトルマッチ。
結果と試合解説も、直後からどんどん出ていますので、私が今更解説する必要もないのでしょう。
ただ、井上の試合運びには度肝を抜かれました。1ラウンド終了間際のダウン。フェイントをかけて、がら空きの左コメカミにガツンですからどうしようもないですね。

あのフェイント攻撃への対応はどうすれば良いか。答えは手がないということでしょう。敢えて言えば、井上に対して対戦相手もフェイント攻撃で対戦するしかないのですが。
それも無理です。いつも井上が先に新しいことをやるので、後追いで真似してもダメ。
今後は井上が階級を上げて、居並ぶ外国人ボクサーをなぎ倒すシーンを楽しむことです。体が小さいとか、すでにそう言った発言をしている上の階級のボクサーもいますが、パワーでも負けないでしよう。あの筋肉を見れば異常な鍛え方をしているのがわかります。

サッカーのクリスチアン・ロナウドは毎日3000回腹筋を鍛えているそうですが、井上はどうやらそれ以上のようです。この先が楽しみです。

さて、ドネア選手。引退なんて考えてもなく、奥さんともどもまだチームはやる気のようです。井上がいなければ、彼がチャンピオンなのですから。違う階級でまた、チャンピオンになるでしょう。

ドネアが持っていて、井上が持っていないものがあります。なんでしょう。
それは仲間です。ドネアには国籍を問わず、周りに仲間が集まってくるのです。彼の相手を思う人柄も影響していると思います。

井上も友達はいると思いますがドネアほどではないでしょう。彼のような求道者は人付き合いも少し違ってくるのではないでしょうか。