昨日帰宅して、もう一度ゆっくり考えてみました。
穴を2か所、追加工してメタルクラッド抵抗を取り付ける作業に関して。
1.メリットは
・プレート電圧を44V 下げることができて、出力管1625の動作を軽減でき、寿命が延びる(かも)。
それ以外のメリットは見当たりません。
2.デメリットあるいはリスク
・穴あけ時に重量物のチョークコイルを取り外しておくことが必要。取り外し、取り付け時にチョークのフランジ部がシャーシと角度を持ってぶつかると、塗装が剥がれる、キズが入る可能性がある。再塗装もしくはタッチペンでの補修が必要となることもある。
・この抵抗で電圧を下げるため、常時8.8Wもの電力が熱となって消費される。これはEL34の1本分のヒーター電力並みの数値である。
上記の1と2を比較して、メタルクラッド抵抗を取り付けない場合を考えてみました。
メリットは当然ながら上の2の項目が無くなること。デメリットは電圧が落ちないため、プレート電圧が490V程度になり、高電圧動作となり、寿命が短くなる(かも)。
もう一つ、メリット・デメリットはさておき、490V動作では出力が40W~50Wとなり、少々大型のスピーカシステムでも駆動可能となります。JBLのDD66000でも苦も無く鳴らすでしょう。
どうやら、ずぼらな私は、穴明け作業を回避して、メタルクラッド抵抗無しの方を選ぼうとしています。
これなら、線の束をよいしょっと反対に動かす、ラグ端子を1個追加しコンデンサ2個を取り付けるだけで事は運ぶかもしれません。
これで決定です。