今日は別府駅前のホテルで、電源部の改造を考えました。
コンデンサ2個と電圧降下用のメタルクラッド抵抗をシャーシ内に新たに入れ込みます。
そのためのレイアウト変更案を考えました。
現状が下の画像。
これを見ると、黒いコンデンサ2個の後ろにある、線材の束が邪魔です。これを解いて180度反対の方向に回転させ移します。現在もすでに小さい方の束がありますが、その横に並べる形になります。入れ込めるかどうかは分かりませんが、入るように束の形を変えてみます。場合により小さい束の上に重ねることもあると思います。
次にダイオード2個が半田付けしてある端子の右にあるノイズキラーが実装されたラグ端子、これは100VのPT一次側の中継ラグですが、これをうんと左の方、ACインレットのそばまで移動させます。
最後に、線材の束が移動してできたスペースに、穴を明けてメタルクラッド抵抗を取り付けます。ちょうどチョークコイルの真下になります。皿ネジを使って固定しますので、その上にチョークが乗っても問題がないようにします。3ミリだと皿の頭が少し出そうなので、ここはΦ2.6の皿ネジにします。
以上をラフに描いてみたのが、下の絵です。
絵に描くのは簡単ですが、束の移動と、穴を2個明ける必要があります。
その時はチョークコイルを外しておかなければなりません。まだ電源トランスを外す訳ではないので楽といえば楽ですが、ほとんど実装が終っているアンプに穴を明けるのは、この数年間で3回くらいでしょうか。
塗装しているシャーシにキズが付かないように養生も必要ですし、穴明けで出るアルミの切子がシャーシ内に散らばってしまわないように、やはり養生が必要です。
これで本当に唸りが消えてくれなければ悲劇です。
通常のコンデンサインプットにするわけですから、当然消えなくはないのです。
次の日曜までに終わらせようと思います。
結果的にこのアンプは高電圧動作のAB1級になります。出力は40W程度になると思います。
なぜ大きな出力のアンプになるのかと言えば、使用する電源トランスの電圧が大きいので仕方ありません。
しかしながら過去の経験では低電圧動作と高電圧動作を比較すると、同じ1W動作でも高電圧の方が、音にテンションがかかって、緊張感が増すので好きではあります。
それではまた報告します。