最近、オーロラサウンドというメーカーがEQ-100という製品を発売しました。

 

半導体式モノラルのイコライザで、ターンオーバー、ロールオフが幾種類にも可変できるものだそうです。

 

結構なお値段です。

 

オーロラサウンド、ターンオーバー/ロールオフを独立で調整できるフォノEQ「EQ-100」 - PHILE WEB

 

さてさて、イコライザ可変の機械に興味がある私は、とても半導体のものにそれだけの金額をかけるのは無理です。

 

よって、自然に自作になるのですが、半導体の音が苦手な私は自然と管球式になってしまいます。

 

 そうなると古いマッキントッシュのC8というアンプの回路にどうしても行き着いてしまいます。

 

 ステレオサウンド社 「アンプの至宝」より記事を転載させてもらいます。

 

 

C8の回路です。

 

これを見ると、複雑そうですがマランツ7よりはそれほど特殊パーツもなく、部品点数も少ないことが分かります。

C8はモノラルのプリアンプで、もう1台C8Sという同じようなアンプを持ってきて、相互に接続すればステレオ使用が可能になります。

 

 

下がC8Sの回路。

 

イコライザ素子に、たくさんのCRを使って切り替えながら、トータル1000種のイコライザ条件が設定できるものです。

 

その設定のパターンが下に図示されています。

 

どんどん回路に引き込まれていきます。C8は球が3本で電源部別。とても小型のアンプです。そんなに難しくはありません。

これをステレオで電源付きの1台のアンプに仕立ててみたくなりました。球は横に6本、マランツのように電源は右奥。

どんどんアイデアが出てきます。

 マランツ7と同じ大きさのケースで行けそうです。

パーツでネックなのは、22MΩと10MΩという高抵抗です。現在販売されているのでしょうか。ネットで調べるとVISHEYの金被の物が見つかりました。思わずクリック。スイッチ類は特に入手難のものはないようです。

 

 どうするんだ、こんなの作ってもRIAAのレコードしか持ってないくせに。いやいやRIAAの物でも、微妙に調整してこれしかないというドンピシャの条件がみつかれば、それはそれで楽しいはずだ。

しかも、自分であれこれ考えて製作できるのだから、これはこれですごく幸せなことだ。音?ブラックキャットなどを使えば、そこそこいい音は確保できるはずだし。

 

 ということで、マッキンC22タイプからC8(コンペンセーター)にターゲットは変更になるかもしれません。まだわかりませんけど。