下の写真のように、ラグ端子をφ4のナットで締めてあるところに立てたい場合を考えます。
このネジとナットの反対側はケースの中にあり、ナットを外してしまうとネジがケースの中に落ちてしまいます。しかもラグ端子の穴はφ3用でこのままではネジが通りません。
こんな時はどうすればいいのでしょうか。
まず始めに穴を拡大します。次にニッパーで穴を切り込んでツメ状にします。
これをネジを緩めて、ナットとスプリングワッシャーの下に差し込みます。
この作業で使った工具は、細丸ヤスリ、ニッパー、ラチェット式ナット回し、ピンセットです。
さて今日は、実態配線図を描いたり、こういった細々したことで手を取られてなかなか進まず、夕方から配線開始。
電源トランスの一次側とヒーター巻線まで。ヒーターの配線は未完です。このトランスは元々山水のレシーバー用で、ヒーター巻線が豊富です。3Aが2巻き、4.1Aが一巻きという構成です。
今回は6L6シリーズ用なので、0.9Aが4本と、MT管用の0.6Aが3本の合計5.4Aあればヒーター電流は賄えますが、このトランスは合計10.1Aもあります。
ここで6L6系ではありますが、1.6Aのヒーター電流の350Bも挿せるようにしようと考えました。なので3巻きを並列に接続します。
下の写真はまだ途中です。
この配線コードはベルデンに見えますが、国産品です。被覆もしなやかで耐熱性が高く、導線もより線ですが曲げると柔らかくて端子によくなじみます。AWG20でメーカーは山梨県にある花伊電線という会社です。気に入っています。
明日7日はアース母線、B電源までを予定しています。
まだ続きます。