今日から、新しいシリーズです。

手持ちの6L6GA(音がいい)をプッシュプル・自己バイアスで使います。

 

塗装まで完了していました。レタリング作業から始めます。

 

 

サンハヤトが販売していた、レタリング転写用のペンで、文字を上からこすってシャーシへ転写。

 

Lの文字からスタート。

 

出力管の名前を4か所、転写。レタリングも在庫が無くなってきました。6AQ8の文字を入れたいけど、8がありません。

こういう時は、6の下側の丸い部分を残して、デザインナイフで上を削ります。これを2個作って、上下に重ねれば8ができます。Eを削ってLを作ることもあります。

 

シャーシ前面。下の段の小文字部分が波打っていますね。ご愛敬です。

 

背面に転写。

 

レタリングが終ると、文字の上から透明クリアのスプレーを掛けます。短時間で乾いたので、次は部品のとりつけ。

ソケットから始めます。加工が精確だったのでソケットもスムーズにセットできました。

 

これが表側。ソケットのフランジの金属部分はシャーシの下にくるようにします。ときどき表に付けたアンプを見ますので。

 

とりあえずトランスも仮置きしてみました。まあまあの外観になりました。

挿しているのは米国製の6L6GA。6L6系の中でも5本の指に入る音の良さです。

 

6Ⅼ6系の中でも一番規格の小さな球です。この球の動作条件で使いますので、より規格の大きな6L6GCなども挿せます。

 6L6と名前がつけば何でも同じ球だと考えている方がいますが、別物なのです。

 

6L6、6L6G、6L6GA、6L6GB、6L6GC、5881などなど多数。初めの3本は同一規格で最小です。

 6L6GCのアンプ(高電圧、大電流動作)に6L6を挿せば、ダウンしてしまいます。6L6GCは50KGの荷物が持てても、6L6 には18KGまでしか持てず、昇天することがあります。

 

背面側から。

 

今日はここまでです。この後はシャーシ内の実態配線図を描いて、配線開始しますね。

いやはや、パワーンプは早くできますね。プリとは大違い。

 

ではまた。