1月半ばに、5種のイコライザ切り替えで、リレーを使用してノイズ発生で失敗の話をしました。
RIAAだけにしていましたが、ここにきて再度5種にチャレンジすることにしました。
基本的にリレーは止めて機械的にロータリースイッチで切り替えるようにしました。心配だったのが回路をシャーシ内から引っ張り出してスイッチまで引き回すことで、ノイズの発生を危惧していました。
実はマランツ7のコピーを作る中で、例の平網シールドと一緒に6本のコードをビニルチューブに入れ込むという、配線手法が使えるのではないかと考えたのです。本来シールドなしで引き回してもうまくいくかも知れませんが、保険のためにチューブを使うことにしました。
コードの長さが読めないので、長めにしておいて、シャーシ内で適当な長さにカットする予定です
いかついスイッチです。今問題になっているロシア製です。結構切り替えに力が必要です。
チューブやコードをカットします。コードの被覆まで切らないように、細心の注意が必要です。
その後、イコライザ基板をスペーサーで取り付けて、コード類をはんだ付けしました。
正面から。
背後から。
底板、上蓋を取り付けて、電源を入れて、PHONO入力にして、出力端にテスタを当てても、全くノイズは出ていません。
気をよくしてシステムに投入しました。
しっかり鳴りました。マランツ式チューブ配線のおかげでしょうか。SP、NAB、COL、FFRRに切り替えてもノイズは出なくて、音の出方が都度変化します。このロシア製スイッチはショーティングタイプなのです。うまくいきました。
実は私はRIAAのレコードしか持っていないので、宝の持ちぐされです。
RIAAでずっと聴いていました。CR型は柔らかいですね。押し出しもマランツより弱く、SNも負けています。高域もそれほど伸びていません。しかし鮮度や自然さでは負けていません。落ち着きます。
考えれば、このイコライザ基板は実用に供されるのが初めて。まだまだエージングが必要です。しかしながら結構いい音です。さてこの先が楽しみです。今日は丸一日頑張ってよかったです。
そういえば2年前にマランツ7用に木製キャビを入手していたのを思い出して引っ張り出しました。
馬子にも衣裳ですね。
明日から、週末まで大阪、北海道と移動します。恵庭で仕事ですが、雪がちらつきそうです。
福岡からコートを持っていかなければなりません。
4月頭はずっと暇なので、パワーアンプでも作ります。