しばらく聴き続けていました。

 

先日、レコードを聴いていたら、音がおかしくて、くぐもった印象で、ときどきひきつったように鳴ります。

 

あまりにもひどいので、レコードのそばに行くと、カートリッジの針に埃かたまってくっついていました。

レコードの埃を取らずに、かけるとこうなってしまいますね。

 プリアンプの試聴時は、ベストの状態にしてやらなければなりません。接点は洗浄し、とにかくノイズを最小にする必要があります。接点不良で音が曇ってもプリアンプのせいになってしまいますので。

 

そういえばこのプリはCDを再生しながら、そのままセレクタSWをMICに切り替えると、無接続なのにCDの音が再生されます。先輩のKさんに聞いたところ、先輩も同じ現象を経験されているそうで、セレクタSW周辺で信号漏洩しているのだろうということでした。一般的な情報では、ときどき無線を受信することもあるとのことで、このプリアンプは現代では必ず実施している設計検証や妥当性の確認がされていないのでしょう。昔の機械なので仕方ないと思います。

 

この最近のマランツ7コピーの印象ですが、少しこなれてきたようです。相変わらず情報量が多く、パーンと張った音ですがほぐれてきた印象もあります。

よく聞いていると無音の部分は、澄み切った透明感がやや後退した印象です。薄い半透明のベールがかかったような感じ。

 

これは時間の経過とともに、改善させるのでしょうか。CR型プリの方がクリアです。ただしこちらは情報量やSN比で劣ります。それぞれ、一長一短がありますね。

 

 先般手放したマッキンタイプのプリはCR型とマランツ型の中間の音です。上杉氏はマランツよりもマッキンを持ち上げていましたね。マランツ氏への嫉妬もあるのかもしれません。私はマランツの情報量でマッキンの音が欲しいです。

 マランツは結局、増幅度を上げておいて3段のNFをかけて特性を向上させるというやり方なので音はどうしてもNF型のものになります。マランツとマッキンの中間を狙うには、やはりマッキンの方から近づける方が無難なのでしょう。難しいですが。

 

とはいえ、今回の完成に気をよくして、マランツ7コピーをもう1台製作したいと考えています。今度は煩雑な回路や使用しない機能は省いて、よりシンプルで安定させたいと思います。

 

①イコライザはRIAAのみ。②TAPE HEADのイコライザ回路は削除。③入力端子は5種に削減。④整流は真空管を使用。

 

但し外観・大きさはマランツ7と同様に、です。実はトーンコントロール用に2回路11接点のSWを中国製と思われますが、すでに4個入手しました。電源トランはタンゴのST30を使用。部品実装用の基板は黒ベークからガラスエポキシに変更です。

 

いつスタートするかは未定です。その前にパワーアンプを1台作りたいと思っています。これも近くシリーズ化しますのでよろしくお願いします。