一度オークションに出して落札され、その後落札者の方が、ほとんど使用されずに再出品されたので、私が落札して手元に戻したアンプです。8万円台で落札され、私が10万円で取り戻しました。

 

 

 

取り戻したくなったのは、このアンプに使われている出力トランスです。マグネクエストのMQ431というもの。これは結構いい音がします。

型番からダイナコマークⅢのOPTを意識して作ったものだとわかります。

 

管球王国のトランス聞き比べ記事では、全体で聴かせるトランスでもっと細かな表現が欲しい、といった評価でした。

 

 この比較試聴企画には、言いたいことがあります。それは梱包箱から新品を取り出して、はんだ付けしてすぐの音を評価してはならない、ということ。

 

 当然ですよね。エージングは3か月は必要だと思います。

 

さてこのアンプの落札者の方とも懇意になり、四国まで出かけて、システムを聴かせていただきました。リスニングルーム以外にも、たくさんのオーディオ機器が、ある部屋にずらずらとたくさん置いてありました。

 この方もご家庭の事情でオーディオ関連の大量処分を余儀なくされたみたいです。

 

シャーシの前パネルにバイアス監視メーターを付けて、両サイドに板を取りつけ、天面にボンネットを付けました。

 

 

 

 

これはとりあえず加工が終ったシャーシにトランス、球をのせてみたところです。

 

 

 

次はレタリングを入れました。

 

 

ちょうど9年くらい前に作ったものです。

現在でも、3WAYの低域を時々、受け持っています。

電源トランスを交換して、出力管も8417か6550Aに交換しようかなと考えています。

 

このまま使い続けるか、手放そうか迷っているところです。