穴の開いた、古いケースにプリメインを組んでみようかなと考えましたが。
ケースの構造をよくみると、アルミシャーシの両側板のこの鉄の金属フレームが、このケースのキーパーツです。
シャーシもですが、前面パネルもケースの底板も上カバーも、全てこのフレームに固定されるのです。
この構造を考えたLEADの設計担当者は大したものです。社内表彰で金一封でももらったのでしょうか。
分解して、シャーシ部分と前面パネルを切り出し、加工しました。
写真でみると、あっという間に見えますが、ホーザンの折曲げ機K-17を使いました。このフレームをシャーシ曲げ部内側にぴったり入れる必要があります。何度か失敗して、曲げを広げてまた曲げる、を3回程度繰り返しました。1日仕事でした。
それでもって、前面パネルのデザインを考えました。当初レバースイッチを使おうと考えましたが。
後ろの部分が長すぎて、シャーシ奥まで入り込み、プリアンプ部の真空管に当たります。
なのでスライドスイッチに変更です。
デザインはツマミを5個に減らしました。セレクタ、VOL、バランス、低音、高音。
スライドスイッチは4個。電源SWは必須として、LOWカット、HIGHカット、モード。これが妥当でしょうか。
皆さん、上の2枚の写真の違いが分かりますでしょうか。
ツマミ同士の間隔が、上は50ミリ。下が55ミリです。どちらがお好きですか。
5個並んだツマミの高さも、10ミリの範囲で上下に動かすと印象が変わります。悩むところですね。でもこの作業はとても楽しいのです。
アンプの主パーツの配置は以下の通りです。
前の4本がプリアンプ部で、後ろが6BM8を4本でメインは完結。
電源トランスの前の空いているスペースにチョークコイルを置きましょうか。
本当に作る気になったら、製作記事をシリーズ化する予定ですけど。うーん。