少し前、私は6BM8PPを精力的に作った。
動機は、欲しいトランスがオークションに出てくると、その資金の捻出が必要となるから。
大概、この規模のアンプなら4万円程度の落札金額になる。
このアンプもそうだった。
これはデザインを少し考えた。メカニックな印象にしよう、そしてやや小型に。
左右につけたハンドルがアクセントです。
狭いところに、部品を押し込んだので、苦労しました。カップリングコンデンサーにRIFAの黄色角型を使いました。これは生々しい音がしました。
そうそう、OPTは同じ型番の古い中古のものを別々に入手したのですが、巻きはじめ、巻き終わりが、2つで逆なのです。アンプからはノイズが出て収まりません。
再生音の位相がおかしくなって、ついには16Ω端子をアースにしてみたりと、何度も何度も手を加えて、最後はこのアンプを見るのもいやになりました。
仕方がないので、秋葉原のトランス屋さんから、同じ大きさのOPTをペアで買って、載せ替えたのです。あまり電圧を高くするとノイズが目立つので低くしました。結果片側6Wの出力となりました。
調整中にゼネラルトランスのチョークコイル(チョークトランスではありませんよ)、10H150mAに200mA以上流してしまいましたが、焼き切れませんでした。強いですね。
これは何県にもらわれて行ったのか、覚えていません。元気かな。