≪ 回 想
≫2013/2
さらにケアマネ実務研修の続きです
患者さんのお話もありました
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子供の頃に性的虐待を受けていた女性が
カウンセリングに通っています
人格障害、多重人格の症状があり、
虐待を、受ける前後の幼少期の人格になったり、
とても荒々しい人格になることもある
カウンセリングが終わりそうになると、
発作を起こして倒れることもある
突然いなくなり、車の前に飛び出して、
ひかれそうになるということも・・・
あるとき、仕事後、講師として勉強会を
行っていたときに、
帰宅したと思っていた彼女が
実は帰っていなくて、
「患者を置いて帰った!戻って来い!」
と、呼び戻されたことがありました
病院へ戻ると、発作を起こして彼女は倒れ、
家へ送っていくことになりました
意識が戻った彼女は、幼い子供の人格に
なっていました
連携している医師が、
ポケットに入っていた天使の絵の付いた
ポストカードかしおりのようなものを
彼女にプレゼントしました
彼女は、とても喜びました
「わ~、きれい
○○(彼女の名前)ね、
キラキラになりたかったの」
幼い頃、性的虐待を受けた彼女は、
自分のことを穢れていると感じていて
美しいものに憧れて、キラキラになりたくて
だから、車のヘッドライトに飛び込んで
キラキラになりたかったんだと
このとき、初めて気がつきました
ああ、そうか、そういうことだったんだと
この子は、よく今日まで死なずに、
生きてこれたなと、思いました
そして、問題行動ともとれる、
彼女の症状に対して、
正直、またかと、いいかげんにしてくれと、
心の中で思っていた自分がいたと
なんてことを思っていたんだ
自分は、カウンセラーとして失格だと
涙が出て止まらなかった
その後、勉強会に戻って、
あったことを話したときも、涙が止まらず
講師としても失格だなと思いました
そうしたら、あとから参加者の生徒達から
どんどんメールが送られてきました
「患者さんのことで泣いてしまうような
そんな一生懸命な先生を誇りに思います」
そういった内容で、
また涙がとまらなくなりました
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またしても・・・
まさか、ケアマネ実務研修の講義で
泣くとは思っていませんでした
勉強の場で、こんなに泣いたのは、
初めてだと思います
不覚
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