≪ 回 想
≫2012/9/20(木)
【漿液(しょうえき)性腺がん】
(※ 余談ですが、 漿液って、比較的さらさらした透明な分泌液のことなんですね)
右卵巣が原発で、取った時点で生きているガンでした
カルテの検査員所見には『viable』との記載
正確な文章は思い出せないのですが、一部、抗がん剤の効き目が足りないというニュアンスがあり、「こんなこと書かれちゃいました~」と、先生は苦笑いしてました
「ほとんどみえなくなっていた(らしい)し、マーカーの値も下がっていたのに…、そういうものなんですね~」と、相槌をうちながら、私は 『viable』という単語が鮮烈で、少し上の空
術前5回の抗がん剤のおかげで、手術の前の検査でも、手術中の目視でも確認されなくなっていた右卵巣の腫瘍
腫瘍マーカーも正常値になっていました
でも、ガンは生きていた
『viable』
そうか、だから全摘出で術後に抗がん剤が必要なんだ
(あくまでも、私の病状総合しての基本です。年齢や病状によっては、温存もありだと思います)
いくつかのぼんやりしていたものが、一瞬で繋がりました
どこかで、まだガンは生きているかもしれない
息をひそめて、また襲いかかる頃合いを見計らっているのかもしれない
でも、からだを切り刻んで、病理検査で調べるわけにもいかない
残っているかもしれない、根なのか芽なのか、どちらなのかわからないけれど、ガンが残っていたら叩けるだけ叩いておかなければならない
私自身が 『viable』、
生きていくために
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