≪ 回 想
≫2012/8/28(火)
昨日は大腸検査の為、エニマクリンという検査食を食べました
姉は『エマニエル夫人』とか言ってましたけど

37.8℃まで熱が上がり、頭痛がしてました


今日も37.7℃、ダルいです

病院に向かう車のなかでも、シートを倒して横になっていないと具合が悪い

病院に着くと、私を含めて7人が検査予定で、みんなで説明を受けました
ニフレックス2リットル、手強そう

熱があることを伝え、検温してみるがやはり下がっていない

頑張りますと、いったものの、一抹の不安が…

お隣の男性は奥様が付き添いできていて、「昨日、緊張で眠れなかったみたいで、血圧が高くて下がらないんですよー」なんてにこやかに話してくれました
当の旦那さんは、必死です

ここまできたら、絶対に今日やりたい!
でも、血圧が下がらない

下がればいいな、血圧も、私の熱も

お隣の奥様が、ストローだと飲みやすいって聞いたので、沢山持ってきたのでどうぞと、お裾分けしてくれる

旦那様は、最後までとっておく!
と、ごくごく飲んでいましたが、私はすでにストロー使わせてもらって、ちびちび飲む
予想よりは、ちょっと変わったジュースみたいな味で、飲めなくはないけど、喉にもたっとするというか、飲みづらい

冷やした方がいいとのことで、袋に名前を書いて冷蔵庫でこまめに冷やしながら飲んでいきます
だんだん予定の時間内に飲めなくなってくる


歩いた方がいいというので、トイレに行ったり、病院内を歩いたりしてみるが、そもそも熱でフラフラなので、歩くのも大変で、椅子に座っても苦しい

だめだ、横になりたい
少し休ませてくださいと、ベッドで眠らせてもらう

ずっと寝ていたい

でも、と、時々起きて飲んでみるが、なかなか減らない
発熱とニフレックス自体の副作用で、どうにも飲める気がしない
でも、時間をかけたら飲めるかな
ベッドの中で、ぼんやり考えていると、看護婦さんに中止しましょう、今日はやめた方がいいと思うよと、声をかけられる
1リットル飲んだところで、大腸検査断念しました

他の方は、みんな私より年が上で、高齢のかたもいて、ごくごく飲んでいるというのに、若手のホープのはずだったのにこの体たらく

お隣の奥様に、報告しつつ、T先生に呼ばれて外来へ
「ダメでしたか~、体調大丈夫ですか?」
と、いつもの笑顔で迎えてくれたT先生

返事もそこそこに、情けなさと次の検査日のことで頭がいっぱいの私
「次は頑張ります!吐いても全部飲みます!手術までにやるなら、いつにしたらいいですか?」
と、聞くと
「やりません!うん、やらなくて大丈夫です。簡易検査の検便で代用します」
「…まあ、それで血液が、でちゃったりすると、やらなきゃならないんですけど。とりあえず、大丈夫だと思うので、大腸検査はなしの方向で!」
さすがに、やるべき検査を出来なかったのは、こたえました
「すみません。修行が足りなくて」
と、自分の不甲斐なさに珍しく泣きそうになる

「闘病自体が修行のようなものですよ。大腸検査は、出来ればやっておきたかったけど、えりっちさんの病状や他の検査の値からみて、どうしてもしなければならない検査じゃないので、大丈夫!

先生、ありがとう
こういうときに、励ましてくれる先生で本当によかった


私、先生についていきます

これからもよろしくお願いします

これから、もっともっと、頑張って治療していきますと、感謝の気持ちで一杯になりました
