イエスタデイをうたって
さて、本当に始まってしまった穴埋め企画。
記念すべき、第1回目に紹介する純愛作品は、冬目 景の「イエスタデイをうたって」です。
まぁ、冬目 景は最近、作品が映像化されたので、それほどマイナーな存在ではありません。よってご存知の方も多いと思いますが。
この作品、何が面白いのかというと、登場人物が皆、サウザーのごとく顧みない人ばっかしなところで、相関図を書くと
ヒロインが好きな男
↓好き
ヒロイン
↓好き
主人公
↓好き
主人公が好きな女性
↓未練
死んだ婚約者
となっており、誰か一人が後ろを振り返れば話がまとまるのに、誰もそれをしないため、一方通行ラブストーリーとなってしまってるんですね。
女性は、愛されるより愛することを望む。とかなんとかいいますが、登場人物がみんなそうだという話は、まぁ珍しいんじゃないでしょうか?
私はこの漫画家が好きなんですが、この作品を含めて、まともに完結している作品が少ないんですね。
「黒鉄」も、ちゃんと完結すんですかね。
そういや、「黒鉄」の小宵と風嶽の関係も純愛といえば純愛といえる。
この「イエスタデイをうたって」は、他の冬目 景の伝奇系の作品ほどマニアックな話でもないので、万人に受け入れられる作品だと思います。よって自信を持ってお勧めできますので、漫画喫茶などで見かけたら、一度読んでみてください。
ただ、冬目 景の鉛筆画のような絵が嫌いだという人はどうしようもありませんが。
冬目 景 単行本
イエスタディをうたって 1~4巻 以下続刊
黒鉄 1~5巻 以下続刊
羊の歌 全7巻
幻影博覧会 1巻 以下続刊
文庫館来訪記
LUNO
ZERO
僕らの変拍子
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