えべっさん | 現役引退した元セミプロスロッターの独り言

えべっさん

 2005年が始まって、早いもので、もう10日が経過した。

 今日は十日戎だ。ところで戎と恵比寿ではどう違うのだ?

 まぁ、どうでもいいが。

 関西で有名なのは、西宮と今宮だが、大阪に住んでいる人なら、一度ぐらいは今宮の十日戎に行ったことがあるんじゃないだろうか。

 行ったことがあるなら分かると思うが、

 

とんでもない人口密度である。


 どれぐらいとんでもないかというと、

 

有馬記念のなんば場外馬券売り場の混雑よりひどい。


 と言えば分かってもらえるであろうか。

 人も多いが、それ目当ての露店も多い。

 大阪市内でこの露店の数を上回るイベントは天神祭ぐらいだろう。

 何しろ、今宮恵比寿から、なんば場外馬券売り場周辺までずっと露店が続いているので、

JRAと日程が重なると阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。


 今年はもろに重なった。

 もちろん行ってない。


 ところで、露店というものは、普通神社の境内の中に店を出していて、それに入りきらなかった店が境内の外にはみ出している。という感じではなかろうか? 普通の神社なんかでは。

 今宮恵比寿の境内の中には露店が出ていない。

 なぜなら、小さくて露店を出すスペースがないから。

 故に、露店は全て、周辺の路上に出ている。

 このあたりは、関西の電気街、日本橋がすぐ近くにあり、その周辺に店を出すことが出来きないので、電気街と平行して南北に走っている南海電車のガード下に延々と露店が並び続け、結局は、なんばのJRA付近にまで達してしまっているわけだ。

 もちろん周辺道路は通行止め。


 下衆な話になるが。

 あれだけのお賽銭は何に使われているのだろう?

 大阪人はえべっさんに使うお金は、他の神社に比べてケタが違うんじゃないだろうか?

 あの「商売繁盛で笹持ってこい」の笹には、七夕か!っていうぐらい小判やら熊手やら飾りもんをいっぱいぶら下げている人が大勢いる。

 あれ1こ千円だよな。

 あなたは1年に何回、千円以上のお賽銭を使いますか?

 そう考えると、住吉大社の初詣に匹敵するぐらいのお賽銭が集まるのではないだろうか?

 それとも、あれは、お賽銭ではなく、グッズの売上ということになるのか?

 ともかく、住吉大社はあれだけの規模の神社である。維持するのも管理するのもそれなりにお金がかかるであろうことは予想できる。

 しかし、今宮恵比寿は、そのへんの神社とたいして変わらない規模である。

 そのへんの神社なんて、今宮恵比寿に比べれば、何千、何万分の1程度しかお賽銭が集まらないだろう。

 それでも、神社が経営に行き詰まって倒産したなんて話は聞いたことがない。

 それに、今宮恵比寿が毎日毎日なにかしらの行事をしているというのなら、まだしも、普段ここの入り口は、鋼鉄の扉で閉ざされていて、中に入ることもままならない。

 おかげで、土日、周辺は馬券を買いにくる人の絶好の

路上駐車スペース


となってしまっている。

 正直言って私は、今宮恵比寿が、十日戎以外では、

今宮えびすこども新人漫才コンクール


の会場として使用されているぐらいしか知らない。

 だとすれば、一体何にお賽銭は使われているのだろう?

 確かに今宮恵比寿の建築物はピカピカでいかにも新築しましたって感じがする、歴史の重みとかは感じられないが。しかし、それと、十日戎のときに呼ぶ、芸能人と福娘のギャラだけで全て消えてしまうとは思えない。



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