ここ最近気温の低い日が続いておりますが、特に農業をしているわけではないのですが、休耕地を所有しているので、除草作業などのために、小型ですがトラクターを所有しております。春先頃にエンジンスタートしたところ、予熱のランプが点灯しなくなったのが気になっていたのですが、気温が上昇していく時期だったので支障が出る時期ではなかったので気にしていなかったのですが、ここ最近気温が低下していくとエンジン始動に時間がかかり始めたので修理の流れとなりました。最近のディーゼルエンジンは直噴型が主流になってきているのですが、20年前くらい前には、グロープラグなる部品がシリンダーヘッドについていて、冷間時には燃焼室を温めてから始動という行程が必要でした。このモデルはランプで警告ですが、これ以前はグローサインなる物で、点検窓の奥にニクロム線があって線が赤くなると始動OKのサインでした。

 

 

 

とりあえずグローリレーなる部品の故障を疑り部品発注。

 

価格 6400円

 

 

そして交換作業に入りますが、車体前部分のバッテリー横にリレーが設置されております。

 

 

故障部品を取り外し~。

 

 

新旧部品を比べてみましたが外観上の差は見当たりませんので内部の劣化による不具合の可能性?

 

 

新しい部品に交換装着。

 

 

そしてキーを回して見ると~ 見事に予熱ランプ点灯して修理完了。

 

 

 続いて作業中にカス欠症状のようなエンジンの出力低下が頻発するので点検方々確認すると~。タンクから燃料フィルターへの流量の不足があるようなので、燃料経路の詰まりを疑い分解整備。

 

 

とりあえづ燃料フィルターは発注済。400円

 

 

古いフィルター取り外し比較してみると、多少の汚れはありますが、目詰まりするほどではないような?

 

 

続いて燃料コックの詰まりの確認。

 

 

見た目の破損はなさそうなので通路の清掃。

 

 

パーツクリーナーとエアガンで入念に清掃。

 

 

そして再度車体への装置し燃料コックをオープン。燃料漏れもなく十分な燃料が流入しております。

 

 

 プランジャーポンプまでのエア抜きをしてから、暫く高回転でエンジン回しても息つき現象なしなので修理完了。原因として考えられるのは、農業機械なので作業現場での給油が多いので、給油中のタンクへのゴミの流入か、長年使用しているのでタンク内のサビやらが燃料コック付近に堆積して詰まりを引き起こしたのでは想像するところです。なにわともあれエンジン快調になったので助かったところです。最近はユーチューブ動画で古い農機具の修理動画も多くアップされているので勉強になります。