数日前からの話になりますが、
やや楕円形の平皿を作っています。
用途的にはパン皿なので内側の凹みは浅めでOK。

ちょっとしか彫らないし、手彫りでいいか!
と安易に決めたものの
実際やると意外と大変でした・・・ショボーン

 

 

参考になる本を見ながらやっていて、最初は
中心に向かって彫っていく、と書かれてます。

しかし、木目の方向があるので、
いきなりうまくいかない事態に直面びっくり

 

 

この木目の方向を、
順目(ならいめ)・逆目(さかめ)と呼び、

順目方向だと削りやすい&仕上がりがきれい
逆目方向だと削りにくい&仕上がりが悪い

という特徴があります。

 

 

画像は見えにくいかもしれませんが、
下方向が順目になります。

この場合、下方向に削れば仕上がりが良く、
上方向に削ると引っかかったりして、最悪欠けてしまったりします。

 

 

話を戻しますと、この木目の方向があるため、中心に向かって

彫るということは、順目・逆目が混在している状況を無視することになります。

その結果がどうなるかというと・・・
修正しにくい、深い彫りキズが出来てしまったりするんですよ。

 

 

まだ荒削り段階で、あとから仕上げ修正を
するとはいえ、余計なキズは無いに越したことはありません。

修正するにも、深くなりすぎた部分をごまかすために、

他の部分を削らないといけなくなるし、あまり良い方法とはいえないです。

最初から考えて削らないと、
後から仕事が難しくなってしまうんですあせる

 

 

そんなわけで、無難に木目を横から彫ります。横からだと、

順目ほどきれいではありませんが、逆目ほど仕上がりは悪くなりません。

 

 

↑木目が左右方向に対して、
上下方向に彫っている状況。


荒削りは、大まかな形になるまで、木槌で
叩きながら彫り進めます。

ここで大事なのは、荒だからといって、
あまり刃物の角度を立てて一度に深く彫ろうとしないこと。

それをやると逆目のときと同じように、
深く彫り過ぎてしまう場合があり、あとの修正が難しくなります。


画像多いと縦に長くなるなあ・・・
サイズ見直してみようかな。

続きはまた後日!ではでは~