いいバイオリンが先か、いい弓が先か・・・・。
いろんな説があります。
もちろん、両方いっぺんに揃えられたらいいのですが、
そんなことは出来ない我が家です。

コンクール前にいつもお世話になっている先生から
「君にはもう少しいい弓が必要だね」と言われた長男。
我が家は楽器よりもとりあず、弓を新調することになりました。

彼自身でいろんな人に相談して、
今お世話になっているバイオリン製作工房へ電話。
予算を伝えて、時間の予約して先日行ってきました。

その工房の試演室のようなところに通されて、
マイスターが6本の弓を出してくれたそうです。

それを長男なりに丁寧にいろいろと試した様子。

その時に彼が書いたメモを見せてくれました。
一本一本につき、弓の年代と弓の癖など記載。

予算に関係しているかは分かりませんが、
1900年前後に作られたものばかりです。

メモには
簡単に音が出る、
すぐ跳ねる割にはシュピッカートが難しい、
フラジュレットの音がきれいに鳴らない・・・、
和音が出しにくい、
早いパッセージは完璧に出る、
音が鳴りすぎるなどが走り書きされています。

コンクールで暗譜して弾いた曲で
2時間以上掛けて6本の中から2本を借りて帰ってきました。
これがプロの方だったらささっと弾いて、選べるのでしょうけれど、
初めての経験の長男にはかなりな真剣勝負だったようです。

その真剣勝負の様子を詳しく報告してくれました。

弓にこんないろんな癖があるとは、想像つかなかったそう。
早いパッセージは完璧に綺麗に音が出て弾きやすくても、
いざパガニーニやブルッフなど大きなコンチェルトものになると重音が出しにくいことに驚いたことや、そのまったく逆の弓もある、ということ。

彼の技術が完璧でないのでそれが本当の弓の癖といえるかは疑問ですが、
でも、彼が借りてきた2本の弓は今の楽器とも、また長男とも相性がよさそうです。

二本とも弾きやすさに違いはないそうなのですが、
聞いてみたら明らかに音が違います。

一本の方は、音が明るく若々しい感じですが少し硬い音が鳴ります。
二本目の方は、角がなく丸くそしてほんの少し落ち着いた音です。

端から聞いている私としては
彼の持っている楽器(とにかく大きな音が鳴るけれど、硬い響きがする)と彼の(男の子だからか、力任せに弾くことがあることが多々ある)弾き方からしたら、落ち着いた音のする弓の方がいいかなぁ。

それにしても、今回の弓選びで驚いたのが、
弓が変わっただけで重音、シュピッカートなどもまったく質の違う、
上質な?!上手に聞こえる音に変化することです。


もちろんむずかしい高度なテクニックなどは弓を変えても
すごく上手には弾けるようにはなりませんけれど・・・。

まぁ、ゆっくり試して自分の気に入ったものを選ぶことでしょう。
ひさしぶりに次男登場です。

今日は一ヶ月遅れのお誕生日パーティ。
お友達4人を呼んで、
各一人、コンピュータ一台ずつ持参で、
同じ部屋にてなんとオンラインゲーム。
そんなのわざわざ集まらなくてもいいのに・・・、と思うのですが。
ま、わいわいやるのが楽しいんですね。

今回はそんな話ではなく、ピアノの話。
今、メンデスゾーン、バッハの小品や、
モーツアルトのソナタが無事に終わり、
今度はまたベートーベン。
もちろん、バロックも20世紀に近い人の曲も手渡されます。

譜読みが遅い次男、
一番苦手なのがフランスものとかをもらったとき。
あまり曲風に慣れていないせいか、
ちょっとした不協和音が出ると、
「え?え?え?え?」と何回もピアノを叩きます。

ちょっとさぁ、ピアノで音出す前に
楽譜をきちんと見なさいな!

といくら言ってもだめ。
不協和音に聞こえても、
曲が流れればまったくおかしく聞こえない、
そんなことが多々あることを知っているはずなのに。
それを忘れて、不協和音に次男は頭を抱え込んで、バンバン!!
そのうちにイライラ~プンプン、として、
最後には興奮パンチ!

先日に至っては、
ようやく曲が最後まで譜読み出来た!というところで・・・・。

何回楽譜を読んでも、
何回も練習しても納得できないらしく、
とうとう騒ぎだし、挙句に大泣き・・・。ドンッ

曲の終わり方がとっても変だ!!
こんなの曲の終わりじゃない!!
気持ちの悪い終わりだぁ~。
僕はベートーベン、モーツアルトの方がいい!!

久しく練習で泣くこともなくなったから、私はびっくり。
なんで、そんな・・・、
ここで私に文句言われてもねぇ・・・。
そういう曲なんだからさぁ・・・。
慰めてもダメ。

何が変なのか、
私が試しに弾いてみました。
う~ん、別に分散和音で上に上がって行って・・・。
最後、ちょっと??って感じだけれど・・・・、

・・・・・・・・・
高音に移動していったところで、

あ・・・・、
この"ミ"の音、少し低い・・・。

ほら、分散和音でこうやって弾いて行ったら、
この「ミ」だけちょこっと低いでしょ。
だから変に聞こえたんじゃないの?
また調律しないとダメかなぁ・・・・。

そういったところで、
次男は涙を吹いて、ようやく気を取り戻してピアノに戻って来ました。

自分の感性が磨かれるのはいいけれど・・・。
いろんな曲をすんなり受け入れるようになるには、
もう少し時間が掛かる彼かもしれません。

変な曲はもっともっとたくさんあるからねぇ。





ドイツでも今をときめくテノールの二人。
ワーグナーの歌い手として注目を集めています。

その彼らが、同じ時期に、同じようなワーグナー抜粋CD発売!!
という記事が新聞カルチャー面に大きく記載されました。

簡単に一言で言うと
Vogtは「正当派、方にはまった、わかりやすい」
$ロイターパークを眺めて

Kaufmannは「テストステロンー男性ホルモンーバリバリ放出のソニーボーイ」
$ロイターパークを眺めて
カウフマンのどこがソニーボーイ?
声質なんか全然違うじゃないの!(とはお友達Sahraさんの言葉)
このかっこつけ~、商業的~ないでたちを見る度に鳥肌が立ち、
ついつい拒否反応を起こしてしまう私。
しかしこれも、コマーシャルの仕方に問題あるのか・・・。

昨日はそのお友達Sahraさんと街で会って、ついでにCD屋で買い物。
彼女はBehlのCDゲットついでに、
その話題のCD2枚を一目見ておこう!目(見るだけねべーっだ!)と、店内うろうろ。
で、ジャケットから中身を判断しよう、という私たち。
(いやいや、そんなことは嘘です・爆)

VogtのCDは3、4ヶ所に分かれて、
山積みで置いてあったのですぐに目についたのですが、
Kaufmannのはどこにも見当たりません。

まさかぁ、もう売れちゃったとか?
そんなバカな・・・、

いや、ミュンヘンの”オラが村”の大将のためだったら、
ミュンヘン人は買い漁ることもありえる!

と、ブツブツ言いながら・・・。

しかしねぇ、目につくものといえば
あのかっこつけーのカウフマンタイトルカバーの音楽雑誌のみ。

結局見つからず。
買うつもりもないのに、店員さんに聞くのもばからしいからそのまま帰宅しました。

私はその後、帰宅してからアマゾン検索。
売ってないのも当たり前。
2月15日発売だったのね。

Vogtの方は販売されてしばらく経っているようで、
すでに散々なレビューの★数。
ドイツ人は彼のワーグナーがお好きじゃないようです。

Kaufmannに至ってはCD販売前に五つ★がついてしまうのではないかと思うぐらいの人気だから、ちょっと興ざめ。

あぁ、いかんいかん、
生で聞いたことのない、
この世のテノールを毛嫌いするなんてことはいけないことですが・・・。

音楽は、
その演奏している人の人間が出る、
ということを考えると、やっぱりね、
毛嫌いしている人の演奏をあえて聞きにいこうとは思わない私でした。

ま、どうせチケットなんて買えないぐらい高いし、
いつも即売でしょう。
それにそんな人のCDをわざわざ買うなんてことは考えられません。


どなたか聞き比べて感想聞かせてくださいな。