木曜日にヴェルディのナブッコを見にいきました。
とても楽しみにしていたキャスティングだったので、奮発してちょっと高い席を購入。しかし・・・・、このごろやけにタイトルロールドタキャンが多いバイエルンの歌劇場です。前々日の火曜日のオテロもいきなりタイトルロール代役と聞いて、ちょっと不安になりネットチェックしたら・・・・。あぁ、やられました。私の聞きたかったアンブロジロ・マエストリが降板で、ダリボール・イェニスに変更となっております。
早速、ダリボール・イェニスをネットチェック。日本公演も多くこなしているみたいですし、悪くないレビューが多かったので気を取り戻して出かけました。
キャスティング:
指揮:Paolo Carignani
演出・舞台・衣装:Yannis Kokkos
照明:Michael Bauer
コーラス:Sören Eckhoff
Nabucco:ダリボーア・イェンス(バビロニア王)
Ismaele:ロバート・デ・ビア-ジョ(エルサレム王)
Zaccaria:ヴィタリ・コワリョフ(ヘブライ人大司教)
Abigaille:パオレッタ・マロック(ナブッコの娘:奴隷に生ませた子)
Fenena:アンナ・マラヴァシ(ナブッコの娘・エルサレムに人質となっている)
今回の席はさすがカテゴリーが上から3番めとあって、普通に座って見られる場所でした。
音もよく聞こえそうな席で楽しめそうです。(いつもは上から3番めでも、私には高すぎて手が出ません、というか手を出しません。)
このオペラの内容はバビロニア王「ナブッコ」が、エルサレムを攻め落とし、ユダヤ人を迫害する、という旧約聖書からの話です。その中で(なよなよの若い)エルサレム王のイズマエーレと人質のバビロニア王ナブッコの娘フェネーナは恋仲です。しかしアビガイッレも実はイズマエーレに恋しています。
バビロニアがエルサレムを攻め落とした時に、ナブッコと一緒についてきたアビガイッレはイズマエーレに「私を愛するなら、奴隷たちを助けよう」といいますが、もちろん、そんな話はお断りのイズマエーレ(この辺、アイーダとよく似てますねぇ)。こんな風に話は進んでいきます。
ナブッコはバスバリトンが歌うと本当にドスが聞いていい感じなんですけれど、今回は(普通の)バリトンのイェンスだったために残念パワー落ち。対向するザッカリーアを歌ったバスのコワリョフに押され、押されてしまいました。元キャスティングのマエストリが歌っていたら、おそらく対等な感じで歌合戦、という感じになってもう少し楽しめたでしょう。まぁ、でもイェンスは検討しました。ただ、彼の声はバイエルン州立歌劇場では少し物足りない声の響きです。コーラスに埋もれてしまいました。(今回のコーラスは迫力満点!!)
その点、コワリョフよかったです。時々コーラスに埋もれるか?!という場面でも、彼の声はどこからともなく聞こえて来ました。ただ演出の関係なのかなぁ、棒立ちで歌うことがしばしば・・・・。それだけは少し残念。
さて女性陣、フェネーナはまぁ可憐な感じの中に声の張りもぴーんとしていました。時折みせる突っ張った感じも女王さまらしく。声もコーラスに埋もれずバランスのいい感じです。
対向するアビガイッレを歌ったマロック・・・・
彼女の時折聞かせる「雄叫び」にはびっくりでした。
ちょ、ちょっと、ここはメトロポリタンじゃないんだから、もう少し力を抜いても大丈夫よぉ~、と彼女の肩をとんとんと叩きたくなるくらい大声を張り上げます。
ヴェルディでよく聞かれる高音でのフォルテはさながら鶏の”コケコッコー”状態で、聞いてる方は失笑してしまいました。彼女、いつもこんな声張り上げるのかなぁ・・・。これでレパートリーといわれているモーツアルト、ドン・ジョバンニでのドナ・アナとかドナ・エルヴィラとかをどんな風に歌うんでしょうか・・・・。
空恐ろしい・・・。
聞きたいような聞きたくないような・・・・。
今回ソリストの中で一番はテノールのロベルト・デ・ビアージョ。このテノールは
”おっ”と思わせる声質で、ヴェルディのテノール高音が綺麗に歌えるテノールです。彼のレパートリー、トラヴィアータのアルフレードや蝶々さんのピンカートンなど、聞いてみたいですが、これからもいろんな役に挑戦してもらいたい歌手ですね。トロバトーレのマンリーコなんて聞いてみたい。
しかしこのオペラ・ナブッコの一番の主役はやっぱりコーラス。その点、バイエルン州立歌劇場のコーラスは聴き応えばっちり。かの有名な3幕で歌われる「行け、我が想いよ」は、客席の一緒に口ずさんでいる???歌声が聞こえてきそうな雰囲気になりました。(爆
舞台も現代風でしたがミュンヘンの演出に慣れてしまった私には至って普通に楽しめたのはよかったです。(無意味にうろうろするパフォーマーや、わけの分からないヌーディストとか、なにを表現したいのか、わからないバックに映し出される映像などなどが無かった!!)
ただ、いつも通り?!モノトーンの舞台でしたが鑑賞後感はまずまず、「損した」気分にはならずに気持ちよく帰宅できたからよかったです。
とても楽しみにしていたキャスティングだったので、奮発してちょっと高い席を購入。しかし・・・・、このごろやけにタイトルロールドタキャンが多いバイエルンの歌劇場です。前々日の火曜日のオテロもいきなりタイトルロール代役と聞いて、ちょっと不安になりネットチェックしたら・・・・。あぁ、やられました。私の聞きたかったアンブロジロ・マエストリが降板で、ダリボール・イェニスに変更となっております。
早速、ダリボール・イェニスをネットチェック。日本公演も多くこなしているみたいですし、悪くないレビューが多かったので気を取り戻して出かけました。
キャスティング:
指揮:Paolo Carignani
演出・舞台・衣装:Yannis Kokkos
照明:Michael Bauer
コーラス:Sören Eckhoff
Nabucco:ダリボーア・イェンス(バビロニア王)
Ismaele:ロバート・デ・ビア-ジョ(エルサレム王)
Zaccaria:ヴィタリ・コワリョフ(ヘブライ人大司教)
Abigaille:パオレッタ・マロック(ナブッコの娘:奴隷に生ませた子)
Fenena:アンナ・マラヴァシ(ナブッコの娘・エルサレムに人質となっている)
今回の席はさすがカテゴリーが上から3番めとあって、普通に座って見られる場所でした。
音もよく聞こえそうな席で楽しめそうです。(いつもは上から3番めでも、私には高すぎて手が出ません、というか手を出しません。)このオペラの内容はバビロニア王「ナブッコ」が、エルサレムを攻め落とし、ユダヤ人を迫害する、という旧約聖書からの話です。その中で(なよなよの若い)エルサレム王のイズマエーレと人質のバビロニア王ナブッコの娘フェネーナは恋仲です。しかしアビガイッレも実はイズマエーレに恋しています。
バビロニアがエルサレムを攻め落とした時に、ナブッコと一緒についてきたアビガイッレはイズマエーレに「私を愛するなら、奴隷たちを助けよう」といいますが、もちろん、そんな話はお断りのイズマエーレ(この辺、アイーダとよく似てますねぇ)。こんな風に話は進んでいきます。
ナブッコはバスバリトンが歌うと本当にドスが聞いていい感じなんですけれど、今回は(普通の)バリトンのイェンスだったために残念パワー落ち。対向するザッカリーアを歌ったバスのコワリョフに押され、押されてしまいました。元キャスティングのマエストリが歌っていたら、おそらく対等な感じで歌合戦、という感じになってもう少し楽しめたでしょう。まぁ、でもイェンスは検討しました。ただ、彼の声はバイエルン州立歌劇場では少し物足りない声の響きです。コーラスに埋もれてしまいました。(今回のコーラスは迫力満点!!)
その点、コワリョフよかったです。時々コーラスに埋もれるか?!という場面でも、彼の声はどこからともなく聞こえて来ました。ただ演出の関係なのかなぁ、棒立ちで歌うことがしばしば・・・・。それだけは少し残念。
さて女性陣、フェネーナはまぁ可憐な感じの中に声の張りもぴーんとしていました。時折みせる突っ張った感じも女王さまらしく。声もコーラスに埋もれずバランスのいい感じです。
対向するアビガイッレを歌ったマロック・・・・
彼女の時折聞かせる「雄叫び」にはびっくりでした。

ちょ、ちょっと、ここはメトロポリタンじゃないんだから、もう少し力を抜いても大丈夫よぉ~、と彼女の肩をとんとんと叩きたくなるくらい大声を張り上げます。
ヴェルディでよく聞かれる高音でのフォルテはさながら鶏の”コケコッコー”状態で、聞いてる方は失笑してしまいました。彼女、いつもこんな声張り上げるのかなぁ・・・。これでレパートリーといわれているモーツアルト、ドン・ジョバンニでのドナ・アナとかドナ・エルヴィラとかをどんな風に歌うんでしょうか・・・・。
空恐ろしい・・・。
聞きたいような聞きたくないような・・・・。
今回ソリストの中で一番はテノールのロベルト・デ・ビアージョ。このテノールは
”おっ”と思わせる声質で、ヴェルディのテノール高音が綺麗に歌えるテノールです。彼のレパートリー、トラヴィアータのアルフレードや蝶々さんのピンカートンなど、聞いてみたいですが、これからもいろんな役に挑戦してもらいたい歌手ですね。トロバトーレのマンリーコなんて聞いてみたい。
しかしこのオペラ・ナブッコの一番の主役はやっぱりコーラス。その点、バイエルン州立歌劇場のコーラスは聴き応えばっちり。かの有名な3幕で歌われる「行け、我が想いよ」は、客席の一緒に口ずさんでいる???歌声が聞こえてきそうな雰囲気になりました。(爆
舞台も現代風でしたがミュンヘンの演出に慣れてしまった私には至って普通に楽しめたのはよかったです。(無意味にうろうろするパフォーマーや、わけの分からないヌーディストとか、なにを表現したいのか、わからないバックに映し出される映像などなどが無かった!!)
ただ、いつも通り?!モノトーンの舞台でしたが鑑賞後感はまずまず、「損した」気分にはならずに気持ちよく帰宅できたからよかったです。