アメリカの大学で教鞭を取り出して、早半年近くが過ぎた長男君のバイオリンの先生。
久しぶりのリサイタルがありました。

ロイターパークを眺めて・大きな借家で-Boris


バイオリン・Boris Kucharsky(ボリス クハースキー)
ピアノ・Elizabeth Hopkins(エリザベート ホプキンス)

ベートーベン
バイオリンソナタ Op.12 1、2、3番



リサイタルといっても、ベートーベン、ピアノとバイオリンのためのソナタ集CD発売に合わせてのコンサート第一回目です。

今回のソナタは、すでにCDが発売されてて、はや3年以上が経ちます。
そのときには、日本でもツアーしたとか。

ロイターパークを眺めて・大きな借家で-BoriCD1


どの人のベートーベンソナタよりも、私はこのCDが一番気に入っています。
力強く、しかし、かろやかに。
激しくメロディーが流れたと思えば、小さい小船に揺られて、昼寝をしているような感じだったり・・・。



昨年の初夏、バイエルンでもっとも大きい湖、キム湖(Chiemsee)の
Herren Insel(ヘレン島・以下参照)の船着場の目の前にある
Alte Schloss(古城)の中にバロック様式で作られた図書館があります。

Alte Schlossの中庭

ロイターパークを眺めて・大きな借家で-Alteschloss


図書館の中

ロイターパークを眺めて・大きな借家で-A-S-Bibliothek


そこで同じプログラムが行われた時は、お天気がよく、我が家から1時間ぐらいのドライブがてら、我がプリウスを走らせ、
湖の船着場へ。そこからは船に乗り、その島までたどり着いたときには、
気持ちも高揚し、準備はすべてにおいて万端だったのも手伝って、
CDの演奏以上に感動したのを覚えています。

で、今回は日曜日の11時からのマチネ。
ガスタイクと呼ばれるミュンヘンの文化村のような場所の小ホールで行われました。
ロイターパークを眺めて・大きな借家で-GasteigKlein

今回は、もちろん、長男君が一緒。ひさびさの先生の演奏を楽しみにしています。
日曜日のこの時間に人が入るのかなぁ、と思ったら、ほとんど満員。
もちろん、知った顔もちらほら・・・・。

始まる前にピアニストが、出てきたところを、
案内状ありがとうございました、と挨拶がてら
握手をしたら、うわ~、すっごく冷たい。



さて、時間になり、ピアニストとバイオリニストの登場。
はじめにピアニストから、この曲の簡単な説明がありました。
この曲は、ベートーベンの作曲家生活初期に書かれただけあって、
先生のハイドンやら、モーツアルトを意識していることや、コンパクトにまとまっているが、
やはり、曲は繊細に流れていく・・・・。



そして、始まりました。

音あわせ・・・・・・。

ん・・・・・・・、
ん・・・・・・・、
あれ・・・・・・、
こりゃ、・・・・・?

どうもこのごろ、音合わせの時点で、彼の調子がわかってしまうという、
なんとも、とんでもない事態に陥っている私の耳。

久しぶりなのに・・・・。
なんか、いやな予感だなぁ~。

が、見事に的中。

小ホールだから?
ピアノがさえない?
朝だから?
疲れているから?
一曲目だから?

いろいろと考えたのですが、
考えても仕方がない。
とにかうくコンサートを楽しもう、と思ったけれど、
一曲目は落ち着いて聴いていられず、怖くなって、椅子の下にもぐりこみたくなりました・・・・。
曲が乗ってこない・・・・。
ミスが目立つ・・・・。

しかし、そこはプロ。
二曲目はさすがに持ち直してきたので、だんだんと安心して聴いていられるように。
ただ、CDとは比べられないほどに、曲が流れないし、
どちらかがストップをかけているような感じを受けました。

そして、休憩を挟んで三曲目。

3曲目は、リズムの変化に富んでいて、半音を使った音の移動、それをバイオリンと、受け答えながら、進んで行く軽快が曲。曲のメロディーにしてみたら、とても単純明快なもの・・・・。

という説明の通り、曲は軽快に始まり、再び心地よいバイオリンの音に酔い始めたとき・・・・・、
ありゃりゃ~、半音移動がかなり長く続いたときに、ん?音が一つ多くなかった?
もちろん、バイオリンとリズムがずれ・・、ずれ・・・、そうになったところを、
バイオリニストに助けられ・・・・。
三楽章のはじめは誰でもわかるミスをして・・・・。

あ~、残念。


今回の演奏は、
「え?もう終ったの?」というより
「ん~、無事に終ったかぁ」という、
残念な感想。

隣にいた長男君も
「ピアノ、ミスが多かったねぇ~」
それに答えて、
「え?ピアノだけだった?」
と、言ってしまった私。

今回は、仕方ないかなぁ~。

という、残念なものでした。




Chiemsee・Herren InselとFrauen Insel(キム湖・ヘレン島とフラウエン島)
男島・女島と訳せばいいのでしょうか、
この大きな湖には二つの島があります。
ヘレン島はそのうちの大きいほうで、バイエルン最後の王ルードヴィッヒⅡ世が建設したお城(新城)があります。
ロイターパークを眺めて・大きな借家で-Kini


ロイターパークを眺めて・大きな借家で-HCSchloss


フラウエン島には、小さな島なので、湖畔を一周することができ、散歩にはもってこい。


ちなみに彼が建設した有名なお城では「ノイシュバンシュタイン城」があります。