2023年12月10日 7:25


逆立ちの時間です。




ツエーゲン金沢U-12ではフィジカル向上を目指し、日常のトレーニングで逆立ちを実施しています。


初めてのお子様がやると、崩れ落ちたり、転んでしまう事がありますので、必ず地面が柔らかい所で実施して下さい。


我々は常日頃実施しているので、転ぶ心配がないため、コンクリートの上で行いました。


Google先生によると


逆立ちは足を頭よりも高い位置におくことで、普段とは違う体勢になるため、あまり使わない筋肉が刺激されます。


と、あります。


U-12年代の選手たちが逆立ちをすると、


①スッと綺麗に最初から行える選手

②足を真っ直ぐ伸ばせない選手

③腕で体を支えられない選手


大きく3つに分かれます。


①の選手はサッカーをみていても速かったり、強かったりフィジカル的に能力の高い選手が多いです。


②③の選手はフィジカル的に平均か、やや落ちる選手が多いです。


②の現象が出る選手に足を真っ直ぐ伸ばす事を求めると、手に力が入らなくなり、足は真っ直ぐなのに、手が折れて転んでしまう現象がみられ、


③の選手に手に力を入れて伸ばす事を求めると、今度は足が曲がって支える方が足を掴みづらく、転んでしまう現象がみられます。


おそらく手先から足先まで神経の連動が出来ない事が理由だと思います。


逆立ちには全身の神経を繋がる効果もあるんだと思います。


蹴る、止める、運ぶ、体をぶつける、走る、跳ぶ、ターンする、バックステップ・・・・あげたらきりがないですが、サッカーでは様々な動作があります。


サッカーは足でボールを蹴るスポーツですが、足だけでするわけではありません。


全身運動です。


何をするにも全身をうまく使わなければ、パワー、スピード、しなやかさを発揮出来ません。


初めて逆立ちをした時は多くの選手が出来ませんでしたが、継続して取り組む事でほとんどの選手が出来るようになりました。


逆立ちだけではなく、他にも様々な運動を入れ刺激していますが、逆立ちを始めてから選手のフィジカルのベースが向上したように感じます。


姿勢もよくなり、全身の力の入れ方が自然に身につき、パワーもスピードも向上したように思います。


プロサッカー選手になるためには、心技体すべての成長が必要です。


心技体成長出来るよう様々なアプローチをします。


たかが逆立ち、されど逆立ち


白山貴俊