そう言えば。
先日、お師さんの鍛冶場にあったナイフ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210621/07/zvf05437/02/bb/j/o1080060714960585940.jpg?caw=800)
なんと3インチセミスキナーではないか!ということで少し拝借。かなり古い作品と思われます。
ちょっと不思議に感じたのは、ブレードはホローグラインドで削られていて
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210621/07/zvf05437/14/20/j/o1080060714960585944.jpg?caw=800)
フルテーパータングとなっていますから、一頻り作り方を分かっている方が製作しているのは明白。でも…
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210621/07/zvf05437/30/dd/j/o1080060714960585947.jpg?caw=800)
ヒルトの顎下やハンドルとの面位置など、所々に手ヤスリ感があり、何となくですが、ブレードだけを作った人と、ヒルト及びハンドルを作った人が別なのではないかと。それくらいクオリティが一致していないんです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210621/07/zvf05437/bd/0b/j/o1080060714960585952.jpg?caw=800)
それとシース。かなり丁寧にシースは作られています。縫い目もとてもきれいです。このシースとブレードには、同じ模様が印されてますから、同一人物による作品でしょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210621/07/zvf05437/f2/0e/j/o1080060714960585958.jpg?caw=800)
ところがシースに入れると、ヒルト部のロックが全然利いてません…。やはりヒルトとハンドルは別人物が一度バラして作り直しているのかも…。
そんな事する人がいるのかなぁ…。謎ですね。
そして、このナイフを持ち込んだ人からの依頼で
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210621/07/zvf05437/56/3b/j/o1080060714960585978.jpg?caw=800)
お師さんが黄紙セミスキナーを製作中でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210621/07/zvf05437/37/92/j/o1080060714960586002.jpg?caw=800)
フルテーパーになっていますね。さすがです。ただ、この方からの要望はスキニング用ではなく渓流釣り用にとのことで、ブレード厚も薄く、刃の付け方も別物。要はセミスキナー風渓流釣りナイフという感じのようですね。
やはり刃物は面白い!止められまへんな(笑)。
See you!