ぱすてるの庭へようこそ~
先日、通りかかった公園で月桂樹が
花を咲かせていましたよ
月桂樹の葉と言えば→アポロンの冠→ギリシャ神話
一緒にいた旦那が、ギリシャ神話で一番印象的なのは
「プロメテウスとエピメテウス」の話だと言って話はじめました。
その話に出てくる『パンドラの壺』のエピソードが
今の世の状況を示唆しているような気がしました
【パンドラの壺のエピソード】
ある時、プロメテウスの弟のエピメテウスが一人で家にいると
パンドラという美しい女性が「私はゼウスからあなたへの贈り物です」と
押しかけ女房のようにやって来ました。
その時に「けっして開けてはいけない」とゼウスに言われて持って来た壺がありました。
「開けてはいけない」と言われると開けたくなるのが人情
というわけでパンドラはつい、壺の蓋を開けてしまいます。
すると、壺の中からモヤモヤと怪しいものが立ちのぼりたちまち四方に飛び散りました。
「あ、いけない!」とパンドラは慌てて蓋を閉じましたが、もうすでに遅く、壺の中のものはあらかた飛び散ってしまいました。パンドラの壺から飛び散ったものは、
病気、悪意、戦争、嫉妬、災害、暴力など、ありとあらゆる〝悪″でした。
でも、かろうじて壺の底に取りとめたものがありました。その底に残った、たった一つもの。
それは〝希望″でした。
〈参考文献/ギリシャ神話を知っていますか/阿刀田高〉
~パンドラの壺~ art by shizuka
今、最悪の事態が起きているように見えても
最後にはきっと、希望に満ちた世界が待っていると信じています
本日もご訪問ありがとうございました