老害の意見 | zzzのおっさんのブログ

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ただのんびりと生きています。
好きなことをダラダラ書いてます。

アニメの1話チェック。

気になってた作品をようやく確認できて、気になるものはあらかたカバーできたかと。

 

■「声優ラジオのウラオモテ」

 高校生ながら声優として活動する由美子はバリバリのギャル。

 新たに始まるラジオ番組の打ち合わせに向かうと、

 そこにクラスの地味な女子・千佳が現れる。

 その前にちょっとしたきっかけで言い争いをして険悪な関係となっていたが、

 実は千佳も声優として活動しており、このラジオ番組の相棒となることを告げられる。

 

 よくある女性声優のラジオだけど裏ではこんなことが・・・っていうことで

 業界の裏側のメタなネタとかも織り交ぜつつ、2人の関係性や成長を描くのかな。

 ただ、アニメでいろいろ描かれたところで、

 リアルの女性声優のラジオがそれを凌ぐほど面白かったり

 ハチャメチャだったりするからねぇ。

 自分が聞いてる(聞いてた)ものでも「洲崎西」、「あどりぶ」、「ゆゆらじ」、

 「おざなり」、「もしかわ」など。

 

■「ガールズバンドクライ」

 17歳の仁菜は高校を中退して上京しそこで大学進学を目指すことに。

 この決心をしたのはネットで聞いたある曲に勇気をもらい背中を押されたからだったのだが、

 右も左も分からない大都会でこの曲を歌うストリートミュージシャンに出会う。

 

 そのタイトル通りガールズバンドのアニメってことで気になってたんですが、

 アニメに先駆けて昨年の段階ですでに楽曲も数曲配信済み。

 新しいタイプのメディアミックスって感じでしょうか。

 

 ※ここからは、「ぼっち・ざ・ろっく!」をガールズバンドアニメの究極系と崇め、

  それに囚われ続ける老害の意見ですが。

 

 まずはフルCGによるアニメーションについて。

 昨今ではテレビアニメでもフルCGの作品は珍しくなくなりましたが、

 まだやっぱりなじまないんですよね。

 もちろん、それがアニメーターさんの負荷を低減させるものであれば

 大いに活用されるべきではあるんですが、

 それでもこの作品では動きの機微、表情の機微の表現が物足りない。

 歩くとか食べるとかそういった所作が等速なところとかね。

 同じCGでも「シャイニーカラーズ」は丁寧に作られてる印象だけど。

 公式HPに描かれているイラストはいい感じなので、これを落とし込めたらよかったのに。

 

 あと中の人の演技もちょっときつい。

 見たところ音楽事務所に所属する人たちのようなので、

 実際にこの人たちが演奏し歌うってことなのかな。

 そしてミュージシャンに軸足を置いてるがゆえに演技未経験ってことなのかな。

 そう考えたら喜多ちゃんとして演技もボーカルも完璧にこなす長谷川育美さんはすごい。

 

 でもまあ、アニメの声優と実際の演奏の両立となると大変なんだろうな。

 話はずれるけど、今日はアニマックスで結束バンドのライブが放送されたようで、

 ここで初めて結束バンドのリアルライブを見た人が

 「バックバンドは中の人じゃないのか」って反応をしてたけど、

 そりゃそうなんだよな。演奏にこだわるのであれば

 中の人に「じゃあギターとベースとドラム練習しろよ」ってのは酷だよな。

 (それでも青山さんは弾いたけど)

 そういう意味では「バンドリ」ってすごい。

 

 あとは、「ぼざろ」がシナリオとか背景とか楽器とか細部までこだわってただけに、

 細かい描写がいちいち気になっちゃうんですよ。

 熊本から上京した主人公だけど結局借りたアパートは川崎。

 それなのに新幹線で降りたのは東京駅。

 あの駅舎の煌びやかなドームのところを描きたかったから?

 川崎を東京と勘違いしてたからってのはあるけど、

 スマホで行き先を調べたらどう考えても品川で降りるのが普通だし、

 そこで川崎が東京じゃないことには気づける気が・・・って

 鉄オタみたいないちゃもんだけど。

 そしてガチの鉄オタに「○○だから東京駅まで行ったんだよ。

 そんなことも分からないのか」って言われそうでもあるが。

 

 それから1話クライマックスの終盤のシーン。

 仁菜がギターを地面に落とすシーンの音が軽すぎる、

 そしてそれまで両手で抱きかかえてたのに

 落としたギターを片手でひょいと拾い上げるところも違和感。

 桃香が現れてギターを弾くところも「アンプないのになんでその音が出るん」って。

 これもまた「ぼざろ」で

 きくりがわざわざミニアンプを用意してもらったのを見てたがゆえの違和感。

 まあ、脚本が花田十輝ってことで「ラブライブ」シリーズを彷彿とさせる演出の一環か。

 

 楽曲の方ですが“バンド”とあるように確かにロックではある。

 ただキーボードもいるので、下北系のギターロックを軸にした「ぼざろ」よりも

 バラエティに富んだ感じになりそう。

 (メロコアとかパンクもあるらしいけどそれは気になる)

 OP曲に関してはそのキーボードが強めに出ていたので

 ずっと真夜中でいいのに。っぽさがあったかな。

 

 川崎駅近辺の風景がほぼそのまま描かれているので

 聖地巡礼にはいいけど、面白くなってくれたらいいんだけどな。

 これもまた花田十輝だから真っすぐで眩しい青春群像劇になるのかな。

 (「ラブライブ」だけのイメージだけど)

 それだとあまりグッと来ないかもしれないな。