4月になってNHKの朝ドラも新しいのがスタート。
女性として初めて弁護士となった三淵嘉子をモデルとした「虎に翼」。
主演の伊藤沙莉が元々好きだったってこともあるんですが、
あの独特のしゃがれ声で早口でまくし立てる痛快さが心地よかったですね。
時代背景的にまだまだ女性の地位が低い中で、
それに強く立ち向かっていく姿が容易に想像できるキャスティング。
これに加えて、脚本を担当するのが「ぼっち・ざ・ろっく!」の脚本も手掛けた
吉田恵里香さんってことで、これもなかなか期待できる。
いや、実在の人物をモデルにしてるから
「ぼざろ」みたいにボケる余地はそんなにないと思うけど、
それでも寅子(伊藤沙莉)がお見合いが嫌で家出しようとする理由に
前作「ブギウギ」に登場した「梅丸歌劇団に入りたい」なんて台詞があって
なかなか遊び心がある演出だな、と。
実際、笠置シヅ子と三淵嘉子は同時代を生きたらしいし。
懸念としては、今日の1話でもあったけど、
上に書いたように女性の立場が弱い時代、女性の立場が弱い世界が描かれていて、
これに対して「“女のくせに”なんてひどい、見てられない」とか、
「今の時代もまだまだ男尊女卑は続いてる」なんて言って
現実とリンクさせて不満を垂れてる人がいるのがしんどいっすね。
エンタメとしてドラマを楽しみづらくなるから
Xでタイトルのハッシュタグとか追わないのがいいかもね。