あー泣きましたわ。めちゃめちゃ泣きました。

 

 

 

こういう時代があったということをやっぱり忘れちゃいけないんだろうなと思う。人がもののように扱われ、平気で殺されていく。そんな時代があったんだ。

 

僕が今生きている世界からは、年代も地理的にも人種的にもあまりにもほど遠い場所で起こった出来事だけど、胸にくるよね。

 

全てが綺麗事じゃないし、シンドラーもずっと正義のヒーローじゃない。ちゃんと一人の人間の中に存在する正義と悪をちゃんと映画の中で表現してるのが一層説得力を持たせるのよね。

 

女好きだし、お金も大好きだし、人を救うつもりなんてさらさらなかった人間が、途中で変わっていく姿はなんとも言えない感動を呼ぶ。これじゃダメだ。こんなのおかしいと立ち上がる姿に感動するんだよね。

 

最初から正義のヒーロで、人類最高!みたいな人間には興味もわかないし、そんなやついないでしょってなる。でも、このスピルバーグという監督は人間の描写がものすごいね。映画を語れるほど、詳しくなんてないけど、やっぱり人間に感動するんだよね。

 

ストーリーももちろん大切なんだけど、そこに描き出される感情がリアルであればあるほど、もはや映画じゃなくなるんだ。本当になるんだよね。自分の中で。

 

それにしても最後のシンドラーが「もっと救えた」って泣いているシーンはもう、日本人のクソガキの僕でも号泣ですよ。鼻水も垂れまくりですよ。一人で部屋で、若干嗚咽まじりですよ。しかもシンドラー役のリーアム・ニーソンが元々好きなんだよね。余計感動ですよ。

 

いろんなことを知っておくってのは大事なことだなって改めて思った。