こんにちは。脳神経外科の片桐です。

片桐の「片」は片頭痛の「片」です。

都内の病院で頭痛外来を開設しております。

 

 

今日は片頭痛はなぜ起こるのか簡単に解説したいと思います。

片頭痛の起こる原因は昔から色々な説が言われてきましたが、

現在は三叉神経血管説(さんさしんけいけっかんせつ)という考えが一般的です。

三叉神経の痛みというとわかりやすいのは、アイスクリームを食べた時のあのキーンとする痛みです。

片頭痛は遺伝的に脳が興奮しやすい方に、色々な条件が重なって脳の感受性が高まり、発症すると考えられています。

三叉神経のはじから痛み物質(CGRPカルシトニン遺伝子関連ペプチドなど)が放出され、

これが脳の血管の拡張や炎症を起こし、頭痛が起きるとされています。

今みなさんに認識されつつある片頭痛の予防の注射というのはこのCGRPの作用を抑えるお薬です。

 

さて、片頭痛のみなさんが気になったフレーズがあったと思います。

脳が興奮しやすい?!

ここですね。脳が興奮しやすいというと聞こえは悪いかもしれませんが、言い換えると頭の回転が早くて賢い方が多いと言うのが個人的な印象です。(これには正確なデータはないのであくまで印象です。)

ブログで頭痛を検索すると、上原さくらさんも片頭痛持ちのようでした。

 

私の周りの医師や医学部生、社会的に成功なさっている方の中にも片頭痛持ちの方はかなりの割合でいらっしゃいます。

しっかりと片頭痛をコントロールすることで、片頭痛持ちの方がさらなる飛躍を遂げることを願ってやみません。

 

頭痛がなくなったら、かなえたい夢はなんですか?

頭痛治療に取り組むことは、人生に向き合うことだと思います。

頭痛のない人生を一緒に目指しましょう。

 

子供の食育も兼ねて千葉の畑を借りて野菜を育てています。

1月も冬野菜が豊作です。