こんにちは。脳神経外科の片桐です。
片桐の「片」は片頭痛の「片」です。

都内病院で頭痛外来を開設しております。

 

 

頭痛外来にいらっしゃる方の多くは、治療により頭痛が良くなり、「もっと早く頭痛外来にかかればよかった」とおっしゃってくださいます。
私ども頭痛外来を行なっている医者も「もっと早くいらしていただければ、自己判断で鎮痛薬を飲みすぎてしまう前に治療ができるのに」と思っています。


では、なぜみなさん、頭痛をやり過ごしてしまうのでしょうか。
それは「頭痛は病気ではない」「頭痛はコントロールできないもの」と思っている方が多いからではないでしょうか。
また、頭痛持ちの方の中には、子供の頃、若い頃から頭痛があった方も多くいらっしゃいます。
その方たちは痛みがあることに慣れてしまい、痛みがあるのが日常となってしまっています。


トリプタンを内服して、こんなに痛みが取れる薬があったのか、視界もすっきり霧が晴れたように見えた、音が響かなくなった、などとおっしゃる方が多いです。
また、CGRP関連製剤を使って内服なしでも片頭痛のない生活を味わって初めて、これが普通の生活なのか、とおっしゃる方もいらっしゃいます。
これらの投薬は痛みの元を抑えさえすれば、減らしていける可能性がある製剤です。
自己判断で鎮痛薬の量が増えてしまう前にぜひご相談いただければと思います。

頭痛がなくなったら、かなえたい夢はなんですか?
頭痛治療に取り組むことは、人生に向き合うことだと思います。
頭痛のない人生を一緒に目指しましょう。

 

 

年始に訪れた帝国ホテルのロビーが見事でした。